いつも読んでいただいてありがとうございます。
今回から3回シリーズでマツエクビジネスについて書きたいと思います。
1.マツエクの歴史
マツエクの歴史はとても浅く30年前に韓国から入ってきたものと言われています。
ビジネス的には20年前の2000年が第一成長期です。
しかしずさんな技術のマツエクサロンが急増したことにより消費者被害報告が急増。
2008年には厚生労働省の指導で美容師の国家資格を持ったものに限ってマツエク施術を認める法改正がありました。
その後多くの資格を持たない闇業者がマツエクサロンを廃業して第一成長期は終焉を迎えました。
その後、無資格のマツエク業者が撤退した市場には資格を持つ美容事業者が参入する事は少なかったのです。
理由は2008年の当時の美容業界はどこの事業者も好調で出店ラッシュでもあったので、マツエク事業は眼中に無かったと言えます。
しかし2010年から状況が緩やかに変わったのは東京、大阪、札幌、名古屋、福岡の5大都市でした。
それらの大都市では美容室がオーバーストアとなり、1店舗当たりの売り上げが低下して来ました。
事業として新たなサービスを付加をして差別化と収益の確保を迫られたのです。
そこで5大都市の美容室はこの10年来マツエクやネイルなどのサービスを付加して、トータルビューティ化を進める商流が起きたのです。
マツエクの市場は美容室のトータルビューティ化のもとで、ゆるやかにその市場は成長してきたと言えます。
これが第二成長期かと思います。
2.マツエクはもう終わっていませんか?
僕は最近のセミナーで「これからはマツエクがいいですよ」と言うお話しをします。
そうすると必ずと言ってよいほど「え~?マツエクはもう終わっていませんか?」と言う方がおられます。
そうおっしゃる方は間違いなく東京、大阪、札幌、名古屋、福岡の5大都市で美容室をされている方です。
船井総研調べでも明らかなのですが、確かに5大都市のマツエク市場は成熟期を迎えています。
俗にいうレッドオーシャンですね。
さらに次の差別化が求められる成長フェーズに来ている事は間違いありません。
僕が言う、今マツエクがいいと言う意味はこれら5大都市以外の事です。
出来たら行政人口50万人以下の都市のマツエク市場がねらい目だと言う事が船井総研調べで分かりました。
さらに今お客様を集めているのは、美容室にマツエクのサービスを付加させたトータルビューティのサロンではなく、まつ毛や眉毛に特化したマツエクの専門店業態だと言う事です。
これが今のマツエク市場のトレンドであり、ブルーオーシャンだと言う事が言えるのです。
これが第三成長期ですね。
<今マツエクがねらい目>
①行政人口50万人以下の都市
②まつ毛と眉に特化した専門店業態