ビジョンに仕える経営

いつも読んでいただいてありがとうございます。

 
今年一番多く経営の現場でお話しをしているのが「モチベーションが99%」と言うお話しです。
コロナ禍で企業の業績は良いところと悪いところと二極化しています。
その背景はコロナの時代に合った業種や業態に事業を柔軟に変化出来ているか?
と言う事になるのでしょう。
しかしその事業を変化させるエネルギーの源はやはり会社全体のモチベーションなので「経営はモチベーションが99%だな」と言っているのです。
 
先週のカンブリア宮殿にご出演された中川政七商店の中川会長がぽろっと漏らした言葉で印象的だったのが
「僕もビジョンに仕えていますから」と言う言葉です。
 
一般的には会社の従業員は経営者からモチベーションをもらいます。
そこでずっと以前から考えていたのが、その会社全体に与える経営者自身のモチベーションはどこから来るのか?
そして、こんなコロナ禍でもモチベーションを維持し続けられる経営者の考え方とは?と言う事でした。
 
もし経営者自身がモチベーションの源だとするとこのコロナ禍ではさすがにどんなタフな心の持ち主の経営者でも心が折れてしまうでしょう。
しかし中川会長はそうではなく、モチベーションは自分が源ではなく、ビジョンが源で、そのビジョンに経営者自身も仕えてモチベーションをもらっていると言う事を言いたかったのではないでしょうか。
当然、経営者がビジョンに仕えるためには、そのビジョンが簡単に実現できる次元ではない目標があり、そしてそれが社会全体を変えるほどのミッションを持っている高い目線のビジョンであるべきです。
参考までに、中川会長のビジョンは「日本の工芸を元気にする!」と言うものです。
斜陽産業である工芸業界を根底から変えると言うビジョンのようです。
「経営者自身も従業員と一緒にビジョンに仕える経営」
 
これがコロナ禍でも強く、そして100年超える芯のある企業を作る秘訣なのだと思いました。
コロナ禍の今、ビジョンを持たない経営者の心は危ういです。
 
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