情報好きと勉強好き

いつも読んでいただいてありがとうございます。

 
船井総研の創業者の船井幸雄が残した言葉に「素直、プラス発想、勉強好き」という言葉があります。
経営者が成功するうえでの3原則だそうです。
 
この仕事をしているとこのシンプルな3つのキーワードがいかに大切かを感じさせられる瞬間が多々あります。
 
最近、そのキーワードのひとつの「勉強好き」について得た気づきがあります。
 
この7月に本当に久しぶりに京都でライブ開催のセミナーを行います。
その開催には、多くの勉強好きの経営者が「ライブ開催のセミナーをしてください!」と言うお声がけをいただいたこと。
そして多くの勉強好きの経営者が開催への背中を押してくれたことがあります。
 
そしてそれらの勉強好きの経営者が口を揃えておっしゃっていた言葉が印象的でした。
「オンラインはただの情報収集。ライブの講座で勉強したい」
と言うものでした。
「オンラインは情報」
そして「ライブは勉強」
勉強好きの経営者はこうおっしゃっているのです。
 
1.心が動かない
多くの経営者の意見では、オンラインで情報を集められるようになったのは本当に便利なこととお考えの方が多いです。
しかしその集めた「情報」はあくまで「参考」にしかならないと言う意見が多いです。
オンラインのモニター越しではなかなか心が動いて、行動を起こすまでのモチベーションにはならないのだそうです。
生で講座を「体験」することは、心や体が動き出すためのモチベーションがもらえるから価値があると言う事でしょう。
勉強とは心や体が動いて初めて勉強なんだと言う事なのでしょうね。
 
2.情報が多ければ多いほど迷う
情報は本来は多いに越した事は無いのでしょう。
しかし経営者は情報コレクターや情報通になりたいわけではありません。
ましてや情報が多ければ多いほど迷ってしまってなにも決められなくなると言う声も多いです。
情報は必要ですが、経営者の仕事は判断する事です。
経営者がとても大切な判断を求められているときには、どれだけ時間やお金をかけてもいいので自分の心のメーターの針が動く確かな判断材料が欲しいのです。
 
3.時流は止まらない
しかし恐らくこの意見も、あと10年ほどで大きく変わるのでしょう。
現在のモニター越しに勉強する事が苦手な世代から、Z世代などのデジタルネイティブな経営者が増えてくれば、モニター越しに勉強する事が当たり前な時代になるのでしょう。
また、仮想空間(メタバース)などを使って没入感のあるオンラインセミナーが開催されるので、オンラインでも体験性を高めてモチベーションを得る事が出来る時代ももうすぐ来ることでしょう。
 
ただ、いつの時代も「情報」はただの「情報」
その「情報」の中から確かなものを「判断」して「行動を起こす」
その判断材料が時代とともに変わったとしても、経営者自身の役割はこれからも変わらないのでしょう。