社長は偉い人がなるわけではない(2)

いつも読んでいただきありがとうございます。

 
前回、店長は偉い役職ではなく、単なる組織の中の「役割」のひとつ。
と言う事を書きました。
 
今回は
「社長」も偉い役職でなく、「店長」と同様に単なる組織の中の「役割」のひとつ。
と言う事を書きます。
 
<社長は「役職」から「役割」の時代へ>
執行役員」と言う肩書を聞いたことがあるでしょうか?
最近よく使われている組織上の「役割名」です。
船井総研でも早い時期からこの「役割名」を採用しています。
 
執行役員とは取締役とは違い、経営に関する決定権を持ちません。
取締役や役員会が決裁した決定事項を、執行役員が現場段階で実行して行く「役割」の責任者を執行役員と言います。
 
最近では出来る限り年齢の若い時期から「社長執行役員」、「専務執行役員」、「常務執行役員などの役割を持った責任者を立てて、業務の実行スピードを速めると同時に、早くから若手人材の経営者としてのトレーニングを始める目的で執行役員制を取り入れている会社も多いです。
 
前回書いた店長の話題と同様に、ビジネスのスピードが速くなり、組織の中のそれぞれの役割に専門性が求められる時代に突入しました。
皆さんの息子さんをもし将来の社長にしたいなら、無駄な修行に時間を使うことなく、経営のど真ん中に最初から置いて、役割と責任を持たせた方が良いのです。
 
若い息子さんに早くして店長経験を積んでもらう事。
そして早く社長経験を積んでもらうために社長執行役員に就任してもらう事。
偉くなったと勘違いしない啓蒙さえ出来れば、愛する息子さんの未来のためには急いだ方が良いのです。
「立場が人を創る」と昔からよく言われますが、これは未来永劫変わらないのかもしれません。
 
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