これからの振袖の勝ち方(3)

いつも読んでいただきありがとうございます。
 
3回に渡ってあえて基本となる振袖のマーケティングについて整理しています。
 
マーケティング発想の業績の上げ方>
船井総研が得意とするマーケティング発想で企業の業績を上げる場合、その方法の原理原則はたった3つしかないと言われています。
1.シェアを取りに行くこと
2.商圏を広げること
3.新たなビジネスを付加すること
 
この基本を踏まえて振袖と言う商材の業績の上げ方を整理したいと思います。
 
マーケティング発想の振袖業績アップ 3つの選択>
 
3.新たなビジネスを付加する
3つ目の選択は振袖に親和性のあるビジネスに参入する事です。
この10年来の振袖市場でもっとも大きな変化は振袖に写真と言う振袖に親和性のあるビジネスを付加した事かと思います。
多くの振袖を扱う事業者が写真事業に参入したおかげで大きな収益を手にする事が出来ました。
今後、付加する親和性のあるビジネスを例にあげましょう。
①美容ビジネス
振袖の客層は母娘共に美容に関心の高い客層です。
この客層に引き続き利用いただける美容と言うサービスを付加する事で会社全体の顧客ロイヤリティを高める事が出来ます。
②観光和装レンタルビジネス
年に一度の成人式をゴールとしたレンタルビジネスは成長性に限界があります。
毎日売り上げが上がる和装のビジネスで今後有望なのはやはり観光和装レンタルかと思います。
このコロナ禍で多くの事業者は一度撤退を余儀なくされました。
一度リセットされたこの観光和装市場を次は誰が取りに行くのか?
船井総研でもお手伝いさせていただいている有望なビジネス市場です。
③お母さまの着物ニーズ
船井総研では「振袖アフター」と言う言葉を合言葉に、振袖成約者のお母さまをターゲットに着物を始める事を推奨しています。
これが今、当たっています。
今のお母さま世代は、他の世代に比べて着物が好きなのです。
この着物ニーズを起爆剤に新たな和装市場を創造して行けたらと思います。
 
<まとめ>
皆さんの商圏内での戦い方の状況で、これから何をするべきかは変わってきます。
★まだ振袖のシェア争いに勝負がついていない商圏でしたら「広告と販促にさらにお金をかける」事。
★商圏内でシェア争いに勝負がついている場合は「ブランディング」に力を入れる事。
★不毛な勝負を避けたい場合は「展示会」や「写真事業」などで周辺商圏に進出する事。
★得意なエリアでさらに業績を伸ばしたい場合は現在の顧客に利用いただける関連事業を始める事。
 
セミナー情報>