企業成長における「年商の壁」と突破ポイント

値上げをしなさい!3

おかげさまです。
 
皆さん、値上げの話題が好きなのでしょうか?
コラムをご覧いただいた方が激増しました。ありがとうございます。
調子に乗って「値上げをしなさい!」の3回目を書きます。
 
先週金曜日に開催された「THE INBOUND DAY 2026」を視聴しました。
沢山の学びがありました。
 
私は「日本文化の世界発信」をライフワークに掲げています。
そのため、コロナ禍が明けてからは海外に出て「世界から見える日本」を学んでいますが、やはり注目すべきは日本を訪れる外国人観光客の動向(インバウンド)です。
講座では、インバウンド市場のさらなる成長性が語られ、多岐にわたる業種におけるインバウンド参入の成功事例が発表されました。
 
中でも学びが多かったセッションは、京都の松井市長がスピーカーを務められた「京都の観光改革」でした。​

ご存じの通り、京都は日本のインバウンド市場を牽引する街です。
私もそれを定点観測するために京都に住んでいます。
 
京都を訪れる外国人観光客は依然として増加傾向にあるそうです。
街の混雑マナーの問題など、解決すべき課題が山積しています。
 
しかし、松井市長がこの講座で最も強調したのは、外国人観光客の消費額をもっと高めたいと言う話題でした。
より高付加価値な商品やサービスを提供し、収益を上げるべきだと述べていました。
要するに「値上げをしなさい!」ということです。(外国人観光客対象に限っての値上げです)
 

現在日本を訪れる外国人観光客が多いのは、円安のおかげで日本を安く楽しめるという理由が大きいでしょう。
 
もし外国人観光客に対して値上げをすれば、これまでのように手頃に楽しめなくなり、訪日外国人観光客が減少する可能性があります。(利益を生まない顧客との決別ですね)
それも仕方のないことです。(京都にお住いの人はもう少し静かになって欲しいと思っていますし(笑))
 
ただし、ただなんの工夫もなく値上げをするのはダメです。
京都の価値をより深く理解し、新たな高付加価値の商品やサービスを開発し続ける限り、多少の値上げをしても真の京都ファンは増えていくだろう。
京都の熱烈なファン創りこそがこれからの京都のあるべき姿と松井市長は熱くお話しされました。
 
この2回のコラムで述べた考え方と一致したことは大変嬉しく思いました。
<値上げをする際の3つの留意点>
1.利益をくれない客との決別
値上げで離れて行く客はいます。新しい客を創ることを考えましょう。
2.セルフ化のコストダウン
客に自分の事は自分でしていただくルール(セルフ化)でマナーは改善しますしコストも下がります。
3.ファン化
通りすがりの一見客を追うより、熱烈なファン客を創造することに注力しましょう。
 
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値上げをしなさい!2

おかげさまです。
 
前回の「値上げをしなさい!」はたくさんの反響を頂きました。
ありがとうございました!
値上げが出来ないことに共感されたのでしょうか。
少しでも考えるきっかけになったことは嬉しいです。
 
今回も2回目の「値上げをしなさい!」となります。
先週のコンサルでお邪魔した現場でいただいたお昼ごはんでの値上げの出来事について書きます。
 
そのコンサル現場では、お昼ご飯はほぼ毎回同じ街中華のお店に行きます。
そこはとてもコスパの良い人気店なので気に入っているのです。
 
いつも頼むのはこれです。​
 

好きなラーメン(フルサイズ)と好きなご飯もの(フルサイズ)を組み合わせて750円税込みと言う、今どき涙が出る腹パン確定激安ランチメニューなのです。
 
しかし安すぎますよね!
でもコンサルの立場としてはお店の経営を心配して少し値上げした方がいいんじゃないかと考えていました。
 
ところがです。
 
先週「値上げ」のコラムを書いた翌日にこのお店に行く機会があったのですが……
え?ウソ!値上げされている……
まさかコラムを読んだのか?(笑)
お気に入りのランチが890円税込みに値上げされていたのです。
​​

コンサルの立場としてはこのお店の継続を考えるとほっとした気持ちと同時に、お客の立場としては少しがっかりした複雑な気持ちになりました。
 
ただ、この街中華のお店の値上げ事例はコンサルとしてとても参考になるものでした。
 
①値上げと同時に新しいデザインのメニュー表に変わりました。
②選べるバリエーションが増えていました。(これはまた来たい)
③メニューのグレードも上がり、さらに少しボリュームも増えていました。(いや多すぎるわ!)
④セルフでお惣菜のバイキングが付くようになりました。
 
うーむ、これは実質値下げではないか!?
 
ただ何も工夫せずに値上げだけをしたらお客様の不満でしかないですよね。
 
値上げをする際には今までにはない新しい価値を3つ以上は付加しないとお客様は離れていくだけです。
そのルールをこの街中華のお店でも実践されていたのはとても勉強になりました。
 
とは言え、実は訪れた日のお店はいつもより客数は少なかったのです。
やはり値上げの影響でしょうか。
利益をくれない客との決別は少なからずありそうな気がします。
このお店の新たなファンが増えることを期待しています。
少なからず私は890円税込みのランチは納得価格としてリピート確定と決めました。
また定点観測します👍
 
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値上げをしなさい!

おかげさまです。
 
最近の相談で多いのが「値上げ」です。
 
日本もインフレが進んでいますので原価人件費が上がっています。
ですから適正な利益を確保するためには企業は「値上げ」をしなければいけません。
しかしなかなか値上げに踏み切れないのが現実でしょう。
「値上げをしたらお客が離れて行ってしまうのでは?」
そう思うのも無理はありません。
 
しかしそう思っている間にどんどん利益は下がっているのではないでしょうか。
利益の伴わない売上をいくら作っても会社の未来はないのです。
いまこそ思い切った決断をしましょう!
 

 
ただし値上げに踏み切る際には、いくつかの注意点がありますので目を通しておいてください。
 
1.利益をくれない客との決別
値上げをするということは、儲けさせてくれない客との決別を意味します。
少なからず離れていく客がいることは覚悟しなければなりません。
残ってくれる利益を提供してくれる客を大切にし、改めて新しい客を創る積極的な行動が必要になります。
 
2.セルフ化のコストダウン
とは言え価格上昇をできる限り抑える経営努力も必要です。
しかし原価を下げるために品質を落としたり、人件費を下げたりすることは絶対にダメです。
私のコンサル先で行っていただいているコストダウンのひとつは、今までフルサービスで行っていたサービスをお客様自身で行うセルフサービスに切り替えてコストを下げる工夫を行っています。
「お客様にやっていただくなんて失礼だよ!」そうお考えの方もいらっしゃるでしょうが、今はそんな時代ではありません。
質の良いお客様は案外協力的ですし、セルフを楽しそうにしていただけるものです。
 
3.ファン化
客の数を追う商売は小さいお店(会社)には向きません。
数は少なくても質の良いお客と関係性を築く方が小さいお店(会社)は良いのです。
質の良い客とはお金持ちのことではありません。
あなたのお店(会社)のファンになっていただけるお客様です。
ファンとはあなたのお店の価値を気に入ってくれて、お買い物で投資をしてくれるお客様です。
ですから今以上にお店の価値を磨く努力をしないとファンはついてきてくれません。
改めてお店の「価値」=「長所」を再度見直し、伸展させましょう。
 
また、当然投資ですからリターンは必要です。
ファンが求めるリターンはあなたのお店が長く続き成長を続け輝き続けることです。
「私はあのお店の昔からの客」であることをずっと誇れることがファンの最大のリターンなのです。
まるで「推し活」のようにお店(会社)を推してくれるお客様を増やしたいものです。
 
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お金に困らない人の買い物習慣

おかげさまです。
 
たまにはゆるいお話を書きたいと思います。
 
コンサルと言う仕事は割と資産を持った方との交流が多いです。
沢山のそういう方との交流から、お金に困らない人の買い物にはルールがあることが分かります。
 

<お金に困らない人が好んで買っているもの一覧>
✓一等地のマンション
✓高級スポーツカー
高級ブランド時計
アート作品
✓応援している企業の株
 
ワクワクしますね。
どれも買えたらいいなと思うものですよね。
しかしこれを読んでいる方にとっては、きっとどれも縁遠いものに見えるでしょうか(笑)
「お金持ちだから買えるものばかりだよ!」そんな言葉も聞こえてきそうですね(笑)
まあそうかもしれません。
 
しかしお金に困らない人は、案外若い時からちょっと無理してもこれらを買っているようです。
まあ、はたから見ると贅沢の極み!成金主義!
そういわれても仕方ないでしょうが、実はこの買い物習慣がお金に困らない人になるためには理にかなっているようなのです。
 
これらに共通するものは「価値が目減りしない」と言うことです。
 
お金に困らない人は
①なるべく駅近の一等地のマンションを買います。理由は移動時間の無駄がない上に不動産価値が目減りしにくいからです。(一般的にはなるべく広い敷地の駅から遠い家になるでしょう)
②駅近に住んでいるので通勤のための車は必要ありませんが、趣味の車としてあまり乗らない高級スポーツカーを持っています。これも意外と価値は目減りしにくいです。(一般的には通勤用の乗り潰す車でしょう)
③趣味は高級時計のコレクションです。これも価値は目減りしにくいです。(一般的なコレクションは後々ゴミになりますよね)
④もう一つの趣味は大好きなアーティストのアート作品を買うことです。これも実は価値は目減りしにくいです。(一般的な趣味は時間とお金を浪費するものばかりでしょう)
⑤株は頻繁に売ったり買ったりはしません。応援している企業の株買って放置して配当を得ています。(一般的には推し活やスポーツなどの応援で時間とお金を浪費していますよね)
 
なんかうらやましいですよね。
趣味や応援でワクワクを得ながらもお金は減らない。
持ち物は時間が経過しても価値は目減りしない。
逆に価値が増えることも多い。
これらがお金に困らない人の買い物習慣のようです。
 
逆に私のようにお金が残らない人はお金を浪費してしまう趣味やワクワクにばかりお金を使いますし、時間の経過とともに価値が目減りするものばかりを買ってしまうんですよね。
それではお金は残りませんよね。
 
この20年を振り返ってみましょう。
あなたの買い物は資産になったでしょうか。
それともゴミになってしまったでしょうか。
 
こういうことを誰か20歳代のときに教えて欲しかったです(笑)
 
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外国人観光客に羽織がブームに!

おかげさまです。
 
先週京都での打ち合わせがありましたので、打ち合わせ後に京都の街を観て歩きました。
 
私は「日本の文化の世界発信」をライフワークにしていますので、現在京都で起こっているインバウンドムーブメントにも高い関心を持っています。
ですから京都のインバウンドビジネスを定期的に定点観測することにしています。
 
特にリーダーは関心があることに対して「定点観測」をすることをお勧めします。
ライバル店の店頭、人を集めているお店、または興味がある商品やサービスを特定して変化が無いかどうかを見続けることですね。
 
実際には多くの人は何となく物事を観ているものです。
何となく物事を観ても心にも情報にも何一つ残らないようです。
 
プライベートの時間で街中をぶらりとする時間があったら、常に定点観測の目で物事を観れるようにリーダーにはなって欲しいものです。
 
<外国人観光客に羽織がブームに!>
今回の定点観測からの発見は「羽織」でした。
 
観光地に行くとありとあらゆるお土産物屋さんがあります。
その中で古着屋も外国人からは人気があります。
そのいくつかの古着屋さんの店頭で「羽織」が売られていたのです。
「羽織」とはきものを着る際に羽織るジャケットと言ったらご理解いただけるでしょうか。​
 

実は一昨年段階で私は外国人観光客に「羽織」が流行するのではと予測はしていました。
しかし昨年の同じ時期にはそれほど多くのお店では「羽織」はまだ売られていませんでした。
ですが今年はあちらこちらで「羽織」が売られています。
それもお店の集客の要になる一番の店頭に陳列されているのです。
「羽織」が動き始めたのですね。
 


お店の人に聞くと昨年秋から外国人観光客に売れ始めているとのこと。
さすがに今の夏のシーズンには売れ行きは悪くなるようですが、秋から春にかけて良く動いたそうです。
 


先週京都を歩いた日は30度越えで、さすがに「羽織」を着た外国人観光客は2名ほどしか見かけませんでしたが、きっと秋になって涼しくなると「羽織」を着た外国人観光客が増えるのでしょうね。
次回の京都の定点観測では実際に羽織を着た外国人観光客に、なぜ「羽織」なのか?をぜひ聴いてみたいものです。
 
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小さなブランディング事例

おかげ様です。
 
3回連続で「ブランディング」について書いてきました。
とても反響があり、改めて皆さんが「ブランディング」に関心が高いことが分かりました。
 
船井流ブランディングでは「ブランディング」を「理念の見える化すること」と定義しました。
 
今回はそれの最もスタンダードな事例を書きたいと思います。
 
企業が広告を打ったり、ユニークな販促企画を打ったりすることは一時的な企業の業績アップには有効な方法です。
しかしそれだけでは持続的な企業の成長にはつながりません。
 
企業の持続的成長のためには企業がお客様から共感され応援される「理念」がぱっと見で分かる「ブランディング」をする必要性があります。
その理念がぱっと見でわかる手法の最も古典的な方法が創業者の名前を社名にすることです。
 
例えば
「トヨタ自動車」
「ニトリ」
「伊藤忠商事」
「塩野義製薬」
「マツモトキヨシ」
「中川政七商店(10代目)」 etc
そしてもちろん「船井総合研究所」も。
 
一時期は「陳腐化したイメージを刷新するため」「世界に進出するため」などの理由で創業者の名前ではない社名に変えることがブームになった時代もありました。
 
しかし現在では創業者の名前を冠した企業名は「長年客から支持され続けている変わらない理念の象徴」として創業者の名前を冠したままで持続的成長を続ける企業も多いようです。
 
先週これに関する小さな事例を目にすることがありました。
京都市内での打ち合わせ後に地下鉄に乗ろうとしたら、ほど近い住宅街にぼんやりと灯りがついていました。​


立ち飲み屋さんのようです。
店内は人でごった返していてとても繁盛しています。
店名は「高木与三右衛門商店」
おおっ!なんと「理念の見える化」してるじゃないか。
 


中に入って一杯頂きながら店主にお話を聴くことができました。
 
創業は1939年。間もなく創業100年を迎えるお酒屋さんだそうです。
店名はもともとは「高木商店」だったそうです。
この「高木与三右衛門商店」の店名は、現在の3代目店主が立ち飲み(角打ち)事業を始めるにあたって冠した店名だそうです。
店主は創業者のお孫さんだそうで、とても祖父を尊敬していたのがこの店名にされた理由だそうです。
その創業精神を受け継ぐために、あえてこの店名にされたそうです。
そして何より経営者の名前を店名にすることは、決してこの土地からは簡単には逃げられない覚悟の象徴でもあるわけです。
こんな小さなブランディングも素敵だなと思いました。
 
 
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