「もしも話法」が客の「欲しい!」を引き出す

いつも読んでいただきありがとうございます。

 
最近何回か女性客に対する「販売」についてのコラムを書きました。
その度に多くの方からの反響をいただきます。
ありがたいことです。
今回も女性客に対する「販売」についての話題を書く事にします。
今日の話題は「もしも話法」。
こちらも私が得意とする造語です(笑)
 
<「もしも話法」が客の「欲しい!」を引き出す>
女性客に対する商品やサービスを扱う現場で、売れる販売員を観察しているとその販売員がよく使う言葉があります。
それは「もしも」です。
例えば
もしもこのトリートメントを毎日使ったら毎朝の洗面所の鏡を見るのが楽しみになりますね!」
もしもこのお着物を手に入れられたら〇日のきものパーティで注目の的ですね!」
もしもこのお振袖を選ばれたらまず後悔することはありませんね!
などです。
 
これは偶然ではなく、実は売れる販売員が「もしも」を使うのは科学的にも理にかなっている事が分かっています。
 
ところで一般的に客は「商品説明」「左脳で聴く」と言われています。
左脳は理性を司りますから、商品やサービスの「良し悪し」見極めるために左脳で聴くのだそうです。
男性の買い物の場合はシンプルで「必要かどうか?」「良いかどうか?」の左脳の判断だけで購入を決めると言われています。
 
しかし女性は違います。
女性客は左脳(理性)だけでなく、右脳も使って購入を決めると言われています。
 
女性客は左脳で商品説明を聞いて商品やサービスの良さは納得できた後、さらに右脳(感情)にスイッチを入れて、この商品は「気分が良さそう」や「楽しそう」や「ワクワクする」など、右脳の司る「感情」にポジティブな影響を与えてくれるかを判断して購入を決めるようです。
 
そして左脳から右脳へのスイッチの切り替えに最も効果的な言葉が「もしも」なのです。
 
女性客に対してはいくら一生懸命に商品説明をして商品のすばらしさを語っても欲しくはなりません。
左脳だけが働いているからです。
そこで
「もしもこの商品を買ったらこんな気分が味わえる」
「もしもこれを利用したら毎日がワクワク出来る」
「もしもこのサービスを受けたら日常が輝いて見える」
と言うように、購入や利用後の近い未来にどんな気持ちになるのかをイメージさせるのです。
そして右脳が働き始め、「欲しい」という気持ちにスイッチが入るようです。
女性客の「欲しい!」を引き出す魔法の言葉が「もしも」なのですね。
 
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