いつもおかげさまです。
私は女性がお客様のビジネスのコンサルティングをしています。
ですから女性の研究もしていることになりますかね。
ですが男性の私にとってはまだまだ女性の事はよく分からないことが多く、飽きることが無い研究となっています。
先日もコンサル先様でこんな女性についての学びがありました。
お客様(女性)の来店予約のドタキャンに悩むお店がありました。
参考までに、そのお店はお客様から次回の来店予約をきちんといただく事ができているお店です。
しかし、せっかくいただいた来店予約も20%ほどがドタキャンになっているのです。
「お店のサービスに不満があるのか?」
「予約の取り方が悪いのか?」
「ライバル店に浮気されたのか?」
店長や経営者は気が気ではありません。
しかしこのようなことは美容室や写真館などでの女性客のお店ではままにあることで、キャンセルされる女性のお客様の多くはまったく悪意はありません。
ただ、忘れているか優先度の高い予定が入ったかです。
そこで私は「リマインド」ってされていますか?と質問。
「リマインド」とは再確認の事で、来店予約の直前にLINEやお電話やハガキなどで来店予約日のお知らせをすることです。
恐らく多くの店では既に「リマインド」は常識となっているでしょうが、そのお店は案の定「リマインド」の習慣がありませんでした。
すぐさま「リマインド」の仕組みを教えて差し上げて、翌月にはドタキャンは激減しました。
良かったです。
女性をお客様にするビジネスにおいて「リマインド」はとても重要です。
と言うのも女性の脳は「上書き保存」と言われていて、次から次に入ってくる情報が記憶に上書きで書き換えられてしまうのです。
要するに古い情報の優先度合いは低くなり忘れられてしまい、一番新しい情報が最優先の大切な情報となるのです。
女性にとって美容室やきものの展示会などで、1か月前にした来店予約は1か月間の間にいろいろな約束が上書きされてしまい優先度合いが落ちてしまいます。
覚えていなくて当然と考える方が良いでしょう。
ですから予約日の直前に「リマインド」を送る事で最新の上書き状態にしてあげることが鉄則なのです。
呉服店の振袖営業でも同じことがあります。
訪問や電話で振袖展への来店確約が取れたと思ったのに、他のお店で決められてしまったなんてことがあります。
振袖受注で一番大切なのは「タイミング」と言われています。
母親と娘が揃ってお出かけに都合がつくタイミングに、偶然、他店の振袖のダイレクトメールやウエブ広告の情報が届いたら、その新しい情報が優先されてしまいます。
せっかく苦労して取った来店の約束も、タイミングが悪いと簡単に上書き保存されてしまうのです。
こうならないためにも丁寧なリマインドが大切なのです。
女性の働く職場での作業指示の出し方にも「リマインド」は大切です。
男性は同時に複数の作業を同時並行(マルチタスク)させることができますが、女性は比較的これが苦手です。
複数の作業メニューがある場合、やらなければいけない作業が次々と上書き保存されてしまい混乱する人が女性には多いようなのです。
ですから女性の職場ではマネージャーの「リマインドするマメさ」が物をいいます。
マネージャーはスタッフに割り当てられた作業順にこまめに「リマインド」をしてあげることで女性の職場の仕事は格段にはかどります。
これを理解できずに面倒と考えてしまう男性は決して女性の職場をマネジメントできないでしょう。
ちなみにモテルる男は「まめな男」と言うのもこういう理由なのでしょうか(笑)
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