弱者の戦略(2)

いつも読んでいただきありがとうございます。
 
前回に続き「弱者の戦略」について書きます。
前回は
1.尖らせポイントを作る
でした。
 
2.あえて面倒なことをする
ビジネス強者の苦手なことは「面倒なこと」です。
ビジネス強者は効率重視の経営であるがために人手を省きたがるのです。
ですからビジネス弱者が強者に対して一矢報いるためには、わざわざ手間暇がかかったり、心がこもったりすることを行います。
例えば私のコンサル先様ではメールで済ませられる時代に、わざわざ手間暇をかけて手描きのお礼状を書いたりします。
また、イベントではわざわざお客様ひとりひとりにご予約を聞いて地方のグルメをお取り寄せして来店のお土産品としてお渡しします。
さらに毎年お歳暮シーズンには心のこもったお歳暮をお贈りするなどします。
このような「わざわざ面倒なこと」や「心をこめたこと」などでお客様とのつながりを強くすることで強者に勝てるお店を創ります。
 
3.生涯顧客化
ビジネス強者は効率の良いビジネスが好きです。
ですから扱う商品や販促を変えずにどんどん新しいお客に更新するビジネスを好みます。
それに対して弱者はお客様を変えずに、一人一人のお客様の成長と共にお客様の求める商品やサービスをどんどん広げて行きます。
例えばきものの世界なら強者となる振袖専門店は毎年振袖が必要な成人者に振袖を販売しますから、毎年お客様が更新されます。
それに対して弱者は振袖を販売したのちにも、そのお客様一人一人とは縁を切らさずに次の商品やサービスをご利用いただくような事業展開をします。
生涯に渡って一人のお客様のとのご縁を切らさないためです。
写真の世界の強者は子供専門の写真館ですが、これも子供である期間は利用されるものの、それ以降は縁が切れてしまいます。
それに対して弱者は毎年のバースデイや家族写真を撮影する家族ぐるみのお客様との関係性を築いています。
美容の世界の強者はカット専門店です。
カット専門店は一見客でビジネスが成立しています。
しかし私のコンサル先様では、お客様の年齢に合ったコンセプトの新しい美容業態をオープンして、一生涯ご利用いただける総合的な美容事業企業を目指しています。
これらのビジネスの考え方はLTV経営(ライフタイムバリュー経営)と呼ばれ、今の世界のビジネスでは注目されている考え方です。
 
<弱者の3つの戦略>
1.尖らせポイントを作る
2.あえて面倒なことをする
3.生涯顧客化
 
セミナー情報>
来年2月7日(水)に京都で和装ビジネスセミナーを行います。
きものと振袖のセミナーの時流予測です。ご参加ください。
詳しくはこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓