益々地域一番に客が集まる振袖市場

いつも読んでいただいてありがとうございます。

 
船井総研のお付き合い先様の1月~2月の振袖受注の報告がありました。
 
1月~2月の振袖受注はコロナの影響があって数字を落としたと言うところもあれば、コロナ禍なのに昨年を超えたと言うところもあり、明暗が分かれた結果と言えるかと思います。
 
良い数字を上げているところは一言で言うと「地域一番」のお店でした。
 
1.益々地域一番に客が集まる
コロナ禍でも益々良い数字を上げる店は「地域一番店」です。
振袖と言う商品はコロナ以前は多くのお店を見て回って比較検討しながら慎重に決める商品でした。
しかしコロナ禍で多くのお店を回ると言うことがしにくくなりました。
ですのでお店の決め方は知り合いがどこで振袖を準備したかの情報をもとにお店を決めるようになっています。
今や振袖のマーケティングの要素はアナログの口コミや紹介が避けて通れない手段と言えるのでしょう。
私はあそこで成人式の時にお世話になったという方が増えれば増えるほど、さらに地域一番に客が集まるようになっているようです。
 
2.大手のCMのおかげ
面白い法則があります。
大手全国チェーンの振袖企業がTVCMを流すと、その週末は地域地域一番のお店には何もしていないにも関わらずお客様が増えます。
この現象は私が子供写真館の地域一番店のお手伝いをしていたしていたときにもよく見られた現象です。
お客様はTVCMを観て思いつく企業がそれぞれの地方の地域一番店だと言う事なのでしょう。
 
3.コスト合戦
今の振袖のマーケティングはコスト合戦に突入しています。
いわゆる振袖マーケットは地域一番にコストをかけられる企業が勝つという構造なのです。
以前であればユニークな販促や価格訴求などのようなゲリラ戦も当たったのですが、今は効果が薄くなりました。
お客様は、より実績がありより安心できる一番良い店を慎重に選ぼうとしています。
その訴求に地域ごとでコストを一番かけられるお店に客が集まってるようです。
振袖は「安心」と言うブランディングにコストをかける時代とも言えます。
 
セミナー情報>

f:id:masamasa_7_7_7:20220321115203j:plain