外国人観光客は「体験価値」の最大の理解者

いつも読んでいただきありがとうございます。

 
この週末に外国から知り合いがたずねて来たので、その知り合いを連れて福岡に行ってきました。
今年から私がビジネスのテーマに掲げているのが「観光」ですから、地方の観光状況をハンティングするのにも好都合でした。
 
まず驚いたのが福岡の太宰府天満宮は予想以上に外国人観光客でごった返していたことです。

日本人はまばらにしかいません。
まるで京都や浅草の状態ですね。
 
既に報道されていますが、京都や浅草がオーバーツーリズムで外国人観光客が日本の地方都市に目を向けているとの事。
その状況が実際に体感できました。
 
最近の外国人観光客は日本文化の体験を目的に来日するようになりました。
コロナ前の「爆買い」はもう姿を消したようです。
外国人観光客こそ日本文化の「体験価値」を分かっているのです。
 
まず一番外国人が体験したいのはもちろん日本食の体験です。
日本は独特な食文化を持っていますから外国人にとってはとても魅力的なのですよね。
寿司、焼き鳥、天ぷら、ラーメン…。
お店に入ると本当に外国人観光客が増えてきています。
地方都市の外食事業者も本気で外国人をお客様にすることを考える時期に来ているようです。
 
そして二番目に外国人観光客が体験したいのが伝統文化の体験です。
きものや茶道や書道や武道などを始めとした伝統的な文化にこれからの外国人は魅力を感じるようです。
これらの体験を提供するサービス市場が伸びるので、伝統文化にまつわる事業者は腰を上げた方が良いです。
 
今回訪問した太宰府天満宮は京都や浅草のようにきもの姿の外国人はまだまばらにしか見かけませんでした。
まだ地方での観光事業者が提供しているのは「観光土産」がまだまだメインのようです。
今後、きもの体験や茶道体験や書道体験を始めとした外国人観光客に日本文化を体験してもらうサービスが地方都市でも伸びる可能性を感じました。