いつも読んでいただきありがとうございます。
前回は「ひとは仕事を通して感謝される体験が大好き」 と言うタイトルで書きました。
特に自己肯定感の低い若者にとっては「感謝体験」こそが社員の採用や定着にとても大切なのです。
今回もその続きを美容業界を例にして書きたいと思います。
私は美容業界に関わっていますが、美容師と言う仕事こそこの「 感謝体験」に支えられている気がします。
美容の仕事は自分の仕事の価値がそのままお客様からダイレクトに 帰ってくる仕事だからです。
現に美容専門学校の学生に「なぜ、美容師になりたいですか?」 と質問をすると、多くの学生は「ひとに感謝される仕事だから」 と答えます。
美容師を志すひとたちはピュアに「感謝」されることが大好きに見えます。
そして若手美容師が美容室を辞める理由は…
「先輩やお客様にいつまでたっても感謝してもらえない 」というのが多いのも納得です。
そもそも美容の仕事は長い修行期間がある仕事です。
その修行期間は当然未熟なので貢献できる業務はありません。
ですから先輩からもお客様からも感謝されること がないので、修業途中で心が折れて辞めてしまう人が多いのです。
そんなことから現在の美容業界では修行期間を短縮して、より早く先輩や同僚やお客様から「感謝体験」 が得られる取り組みを進めている企業が増えているのです。
美容室経営で大切なのは…
今以上に感謝される技術に磨きをかけること。
新人でも感謝される役割を作ること。
そして会社ぐるみで感謝のある組織にすること。
美容室は仕事を通して「感謝体験」 が得られる会社の風土を作っていただきたいと思います。