「何を売るか?」から「どう売るか?」のマーケティングの時代(2)

いつも読んでいただきありがとうございます。

 
前回、美容業界の市場が成熟期に入り、いよいよ美容室にも「マーケティング」が必要な時代に突入したと書きました。
今回も美容だけでなく、私が他にも関わる和装や写真のビジネスにも通じる「マーケティング」について書きたいと思います。
 
<美容室は同質化(コモディティ化)との戦いが始まる>
これまでビジネスの市場が成熟化すると「差別化」と言うマーケティング手法が必要になると書きました。
成熟したビジネス市場で最初に行われる「差別化」は、他店との違いを出すために取り扱う商品やサービスを変える事でしょう。
いわゆる「何を売るか?」がとても大切なのです。
そのために多くのサロンが新しい商材やサービスメニューを求め問屋に相談したり展示会に出向いたりしている事でしょう。
しかし、「何を売るか?」の差別化手法は簡単なように思えて、実はとても難しいことを知っておいた方が良いでしょう。
 
と言うのは、そもそもメーカーでもない限り独自固有の店販商品を開発することは出来ないです。
また、天才的な才能が無い限り独自固有のサービスメニューの開発も簡単に出来るものではないでしょう。
そして何より、店販商品やサービスメニューも全国のサロンに普及するスピードはとても速く、一年も経たないうちに競合店も同じようにそれらを扱っていることになるはずです。
これを「同質化(コモディティ化)」と言います。
 
サロン経営者からお話を聴くと
「もう商売の材料は出尽くしたんじゃない?」
「以前の商品と大差ないじゃん!」
「新しい物を追いかけるのはもう疲れたよ」
このような声が聞こえます。
商品やサービスで差別化を図る事はいたちごっこなのです。
ヘアサロン市場で同質化(コモディティ化)が始まった現在、商品やサービスメニューで差別化を図る事は益々厳しくなって行くようです。
 
では、どうしたら良いのでしょうか?
その答えは意外なものなのです。
 
「何を売るか?」から「どう売るか?」のマーケティングの時代(3)へ続く
 
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