ブランディングの新しい考え方(1)

いつも読んでいただきありがとうございます。

 
これからの事業で競争力をつけるための大切なキーワードに「ブランド力」があります。
「ブランド力」を高めるための「ブランディング」の取り組みは避けて通れなくなります。
しかしその「ブランディング」も近年その考え方が大きく変化しています。
今回からシリーズで「船井流ブランディング」について書きます。
 
 
1.ブランディングって何?
ブランディング」とは「マーケティング」戦略のなかの「差別化」の戦術の一つです。
埋もれてしまいがちな膨大な商品の中からお客様に見つけてもらうための目立った特徴や違いを目に見えるようにする事がブランディングです。
 
一般的には「ブランド品」などと言いますので「高級なイメージ」を消費者に持たせることを「ブランディングと勘違いされている方も多いかと思います。
「高級なイメージ」もひとつの特徴ですのでまったく間違いではないのですが、それだけがブランディングではないことは理解しておいた方が良いでしょう。
 
2.一般的な「ブランディング」は「イメージ戦術」のこと
一般的に企業や商品の「ブランディング」をすると言うと「イメージ戦術」の事を指します。
漠然とした企業や商品の特徴を整理して、キャッチフレーズにしたり、ロゴにしたり、シンボルマークにしたりすることを一般的には「ブランディングと言われています。
それらのキャッチフレーズやロゴやマークなどのイメージ化をして、広告やホームページに反映してあまたある企業や商品の中から見つけてもらうのです。
この方法は昭和の時代には目新しさもあり一定の効果がありました
しかし近年企業の中身や商品の特性を変えずにキャッチフレーズやロゴやマークだけを変えるブランディングが横行してしまい、同質化してしまい成果が上がらないようになっています。
ブランディングと言う言葉もすっかり陳腐化してしまったようです
消費者は見た目のイメージだけに騙されずに本質をシビアに見るようになったのでしょう。
 
船井流ブランディング(2)につづく
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