10億円ヘアサロンローカルチェーンも「3Lサロン経営」を実践していた!(2)

いつも読んでいただいてありがとうございます。

前回の続きです。
 
今年6月開催される船井総研主催の「研究会全国大会」の取材のために、豊橋のヘアサロンローカルチェーンの「株式会社ルプラボウ」様にお邪魔してきました。
今回フォーカスしたのが3Lサロン経営の「LTV(ライフタイムバリュー)」です。
従業員やお客様が長く居続けてくれるためのサロン業態の取り組みをフォーカスしました。
その続きです。
 
3.プレミアムコンパクトサロン
プロとしてそしてアーティストとして意識高く働きたい方が働きやすい業態として、ルプラボウ様が今取り組まれているのが「プレミアムコンパクトサロン」と言う業態です。
店のつくりはセットセット面は5席程度。シャンプー台はセット面と同じ数。30坪程度のコンパクトなサロンです。
アシスタントは使わないワンオペで施術を行います。
スタイリスト自身が自分の予約管理を行いますので店長はいません
また、出勤も自分のお客様の来店に合わせて出勤します。
給与は正社員として保証されていてインセンティブも手厚いです。
頑張った分だけ稼げるのです。
お客様にとっても90分完全個別対応してくれますので満足度の高いプレミアムなサロンです。
船井総研でも2年前からこのプレミアムコンパクトサロン業態を重点にしていましたのでとてもこの取材では学びとなりました。
 
今年の10月に開催される船井総研主催のクリニックセミナーでプレミアムコンパクトサロンは視察をする予定にしていますのでご覧いただく事が出来ます。
お楽しみに。
 
 
4.自立型フリーサロン
次の時代に向けてルプラボウ様が開発を進めているのが「自立型フリーサロン」です。
船井総研ではこの5年ほどシェアサロンの研究をしてきました。
しかしシェアサロンは日本の風土になかなか合わないと言う事を感じていました。
そこで日本の風土に合い、もっと自由度が高い働き方が出来るサロン業態をと考えているところにルプラボウ様で今後取り組もうと思われている業態構想をお聞きする事が出来ました。
それが「自立型フリーサロン」です。
「自立型フリーサロン」の店舗は一般的なシェアサロンのつくりと変わりありません。
一番違うのはフリーのスタイリストが利用するのではなく、独立したいと考えている従業員だけが自由に利用できるサロンだと言う事です。
ルプラボウ様は従業員の定着率が比較的に高い企業です。
しかし独立したいと考える従業員がいないわけではありません。
それならどうせ辞めることを止められないのならば、会社が独立を支援しようと言う考え方です。
当然、支援する限りには会社に利益が生まれる仕組みになっていることは言うまでもありません。
 
人材ファーストのサロン経営の時代、働き方の自由度が高い企業に優秀な人材が集まります。
「今どきの人はなにを身勝手なことを言っているのか?」と嘆いても仕方ありません。
そんな時流に乗る事こそ10年後に皆さんの地域で生き残り、市場独占する事業者になるのです。
 
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