10億円ヘアサロンローカルチェーンも「3Lサロン経営」を実践していた!(1)

いつも読んでいただいてありがとうございます。

 
一昨日、今年6月開催される船井総研主催の「研究会全国大会」の取材のために、豊橋のヘアサロンローカルチェーンの「株式会社ルプラボウ」様にお邪魔してきました。
 
当日は白井副社長に大変お世話になり、貴重なご講演も収録させていただく事が出来ました。
感謝!!

今回の取材では企業成長とヘアサロン業態の変遷について取材いたしました。
こちらのルプラボウ様は三河地区に地域特化されている企業で、年商は10億円を突破されています。
嬉しいことに、こちらの企業も船井総研が提唱させていただいている「3Lサロン経営」を実践されている企業様でした。
3Lサロン経営をご存じない方のために簡単にご説明すると、3Lとはサロン経営の時流適応するために必要な要素の3つのLです。
 
1.Localize(ローカライズ
地域に特化して出店を行う施策
2.LTV(ライフタイムバリュー)
顧客と従業員が長く居続けられる施策
3.Low Cost(ローコスト)
コストダウンを図り、人にこそお金をかける施策
 
この3つのLを重点とする事で業績を伸ばし、これからの生き残り戦に勝ち抜く企業になれると言うキーワードです。
 
今回フォーカスしたのが3Lサロン経営の「LTV(ライフタイムバリュー)」です。
従業員やお客様が長く居続けてくれるためのサロン業態の取り組みをフォーカスしました。
 
1.教育型サロン
最初にお邪魔したのが教育型サロンです。
ヘアサロン業態のもっともベーシックなスタイルのヘアサロンがこの教育型サロンと呼ばれるものです。
このヘアサロン業界の20年間の歴史はこの業態の歴史だったとも言えます。
基本この業態はセット面が10席以上ある大箱で、現在でも年間の売上高として占める割合はこの業態が大きいです。
しかしこの20年間の営業で人材が育ち、結婚や出産の理由で退職される方も多く、働き方の多様性が求められる時代に少し合わなくなってきているのが課題のサロンかと思います。

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2.ファミリーサロン
従業員に長く働いてもらうためには結婚と出産による退職と言う問題を解決しなければなりません。
そのために展開したのがママさんでも自由な時間で働いてもらう事が出来る別ブランドのファミリーサロン業態の出店でした。
ファミリーサロン業態では短時間パートが交代で出勤して営業時間を埋めるシフトを作ることが特徴です。
そしてユニークなのがこのお店の2階には託児所が設けられていることです。
価格設定もファミリー層がターゲットのためにリーズナブルな価格設定になっています。
結婚された顧客にとっても行きつけのサロンのグループ内に財布にやさしいファミリーサロンがある事はメリットです。
しかしこの業態は自由な働き方をしたいと言うスタイリストには喜ばしいものでしたが、逆にプロ意識を持ったベテランスタイリストには少し物足りないものでもありました。

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次回は引き続きこの問題を解決し、ちょうど今取り組まれている新しい業態2つをご紹介します!
お楽しみに!
つづく!