40歳代の女性の和装ニーズ高まる!

いつも読んでいただいてありがとうございます。

 
今年に入って一番びっくりしている現象は40歳前後(アラフォー世代)の女性のきものに対する関心の高さが顕著だと言う事です。
 
その現象が数字になって明らかに表れているのが振袖を扱っている会社で行っているアンケート結果です。
その企業では振袖成約いただいたご家族のお母さまに対して、商談後にこんなアンケートを取っています。
 
「娘さんの成人記念写真の撮影の時に一緒に着物を着て撮影したいですか?」
こんな質問です。
 
実はこのアンケートは10年前から行っているのですが、10年前のアンケートでは「着たい」と回答いただく割合は40%ありませんでした。
しかし、今年、私の関係先様からいただいた報告では「着たい」と回答いただく割合は70%以上に跳ね上がっています。
いわゆる、現在50歳代(10年前の振袖お母さん世代)のお母さんと比較して、今の振袖のお母さん世代である40歳代の方が明らかに着物を着たがっていると言う事が数字で確認されたのです。
 
1.着物を持っていない世代
その要因の一つは、今のお母さん世代は花嫁支度に着物を持たされていない世代だと言う事です。
着物を持っていませんから着物に対して素直に「着てみたい」と言うポジティブなイメージを持っています。
ところが10年前までのお母さんの多くは花嫁支度をした最後の世代だったので「着物は花嫁支度に持たされたけど一度も着なかったので今さら着たくない」と言うネガティブな感情を持っている方が多かったようです。
 
2.リサイクル着物世代
ちょうど10年前でしょうか、リサイクル着物ブームが起こりました。
現在40歳代の女性はこの10年前のリサイクル着物ブームの洗礼をダイレクトに浴びた世代です。
40歳代の女性が着物に対してポジティブなイメージを持っている背景はリサイクル着物ブームがあってくれたからなのですね。
 
40歳代のお母さま世代は明らかに着物を着たがっています。
このニーズをぜひビジネスチャンスにして行けたらと思います。
 
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