日本の文化が世界を幸せにする

いつも読んでいただいてありがとうございます。
 
最近の仕事柄、インバウンドばかり目が行きますね。
 
先日も京都のコンサルティング終了後に、せっかくの京都と言う事で、和装インバウンドの状況を身に行きました。
 
皆さんもご存知かと思いますが、今の日本の観光地は、空前の和装レンタルブームです。
日本人以上に外国人が和装に群がっています。
その日も沢山の方がきものを楽しんでいましたね。
 
8年ほど前からこの和装レンタルブームに火が付いたと認識しています。
その市場の成長曲線は、マーケティングの教科書のごとく、10年前に導入期があり、8年前から成長期が始まり、その後価格競争があり、現在は成熟期に差し掛かっており各競争も底を打って落ち着いている状況ですね。
現在は俗に言う差別化の段階に突入してる感じがします。
 
差別化の表れとして、一部では個性的な衣装のレンタルが始まっています。
なんと外国人が着たがる和装レンタルは袴や振袖もメニューに入り、より本格的な和装に向かってます。
こちらの写真は船井総研の新入社員の塚本さんが撮ってくれたものです。

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みなさん振袖姿が素敵ですね~。
 
新人くんがこちらの中国人カップルにインタビューもしてくれたのですが、こちらの本人は「振袖」と言う認識で衣装をレンタルしているのではなく、「一番目立ってかわいいから」と言うのが振袖を選んだ動機だそうです。
 
通常、着物レンタルは3000円が価格相場になっていますが、このレンタルは2万円のレンタル料金だそうです。
 
経営側の思惑は他店との違いを出す個性と価格競争からの脱却を両立する試みと言う事かと思います。
今後、このような本格的なきものレンタルの段階に観光和装はシフトするのでしょう。
 
ひとつの成長市場を10年間も時間をかけて定点観測して、マーケティングを学ぶ。
 
こんな勉強の仕方もコンサルタントには必要だと言う事です。