いつも読んでいただきありがとうございます。
シリーズで繁盛美容室の視察で感じたことを書いています。
呉服店経営者も美容事業に関心を持っていただけると幸いです。
前回、 従業員の働き方の多様性と自由度を高める経営を美容室はしなけれ ば人が辞めて行く。と言う「E-LTV経営」 の考え方について書きました。
今回は、視察先の「E-LTV経営」の取り組みとして、 本業であるヘアサロン事業の4つの業態について書いています。
今回は2つ目のヘアサロン業態です。
<2.ファミリーサロン>
ファミリーサロンとは、名前からわかるように、 ファミリーに専門特化したヘアサロン業態と言う事になります。
美容室も成熟化が始まり差別化する事が求められるわけですが、 そのうえで誕生した専門店業態の一つと言えるかと思います。
しかしこの業態が近年注目を集めているのはそのようなマーケティ ング的な理由だけではありません。
働き手が結婚や出産を迎える年齢になると、 先にご紹介した若手中心で回っている「教育型サロン」 ではなかなか気持ちよく働いていただけず退職される方が多いのが 大きな理由です。
この世代の退職を止めないと美容室の未来はないと言えます。
ルプラボウ様では子育てママさんが快適に働いていただけるような 勤務体系を作り、給与テーブルも変えています。
さらに素晴らしいのが美容室の二階には託児所を設けて、 ママさん美容師が安心して働いていただける投資も行っています。
この託児所のコストは100%会社の持ち出しとなるのですが、 それ以上に出産と子育てが理由で人が辞める損失や、新たに採用するコストを考えると、 どう計算してもこの業態が必要と考えられています。
次回は「シェアサロン」の業態について書きたいと思います。
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