人が辞めて行く(1)

いつも読んでいただいてありがとうございます。

 
今日は美容室の話題を書きます。
メディアで騒がれているコロナも、街の人の多さを見るとだいぶ平常が回復してきた気がします。
美容室の多くは予約状況も良く、コロナ前に数字が戻りつつあるところが多いのではないでしょうか
ただ、最大の課題は退職者が急増している事かと思います。
美容室のような労働集約型のビジネスは、シンプルにスタッフの数と売り上げや利益が直結しますから美容のコンサルとしてこの現象をとても心配しています。
 
人が辞める原因は以下にあげられます。
1.思ってた仕事と違う
このコロナ禍で増えているのが新卒採用してすぐに退職される方です。
これは美容室だけでなく、世の中全般の新卒採用で起こっているようです。
 
なんとなく美容の学校を選び、なんとなく美容室に入ったけど、なんか思った仕事と違う。
そんな退職理由が急増しています。
特に「すぐにスタイリストの仕事をさせてくれると思った」と言う若手退職者の回答が多いです。
この回答には「意味のない修業はしたくない」と言う思いがあり、経営者からすると「今どきの若いのは我慢が足りない」と思ってしまう理由にもなっています。
しかし違う見方をすると、「早く一人前になって会社に貢献したい!」と言う積極的な思いが強いのだなともポジティブに受け止めることも出来るのです。
会社としては新卒採用退職を減らすためにも、早期デビューの仕組みを整備したり、若手でもすぐに活躍できる業務を作ったりして、無駄な修行を減らす工夫が求められています。
 
つづく
次回は結婚出産退職について書きます。
 
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