人にまつわる支払いを止めるな!

 

新型コロナウイルスの影響が長引く様相を呈して来ました。

それに伴い資金繰りに関するアドバイスが増えてきましたね

僕がアドバイスしている資金繰りのための原理原則を3つ上げます。

 

1.「物」にまつわる支払いを停める
経営者が真っ先に取り組むのが物にまつわる支払いを停めてリスケする事です。
きちんとリスケされた支払い計画を先方に提示すれば信用を失う事はありませんし、延滞利子で解決できることでもあります。
物にまつわる信用は割り切った関係性なので比較的簡単に挽回できるのです。

<物にまつわる支払い>
①銀行支払い
②商品支払い
③家賃
④光熱費
⑤ローン・リース費
⑥税金       などです。 

 

2.人にまつわる支払いは最後まで停めない
つい気安さや言いやすさから給与や外注費の遅延を考えてしまう経営者が少なからずいますが、人にまつわる支払いは最後の最後まで停めない事が経営の鉄則です。
なぜなら物の支払いに比べて人にまつわる支払いは信用回復が難しいからです。
人の信用は簡単に失いやすく回復しづらいのです。

<人にまつわる支払い>
①社員の給与
②外注費(外注スタッフやコンサル費や制作費)

 

3.キャッシュフローを潤沢にしておく
コラムで何度もお話しをしていますが、今はキャッシュフローを確保しましょう。
無担保無金利の融資が始まっていますのでまずは借り入れしてキャッシュフローを確保する事です。
貧すれば鈍する。
経営者の気持ちに余裕がなくなり、判断を誤るのが企業にとっての最大のリスクだと思います。

 

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