例え休業でも経営者はやる事がある

緊急事態宣言が7都府県で発令されます。
事業者にとっては一部の業種を除いて実質の休業要請となります。
特に休業要請に従わなくても罰則はないのですが、感染症拡散を防ぐことのためには配慮した営業をしたいものです。
例え地方であっても営業的には人を密集させない営業方法にこの4月は切り替えたいものです。

 

4月に入って、やはり多くの経営者から相談が入って来ています。
落ち着いている経営者もいらっしゃれば、うろたえる経営者もいらっしゃいます。
まずは冷静になりましょう。
そして私たちと一緒に一つずつ問題解決をして行きましょう。

 

7都道府県の事業者は実質は休業要請となります。
いわゆる「お店を閉めろ」と言う事です。
その準備として以前「経営者が3月中にしておかなければいけない5つの事」は既に書かせていただきました。(コラムをさかのぼってご覧ください)

https://masamasa777.hatenablog.com/entry/2020/04/03/082057
ですので、今回はそれら5つが完了した後、経営者が社内に向けてこの4月に取り組むべき事をまとめておきたいと思います。
お店を閉めていたとしてもやることは沢山あるものです。
この有事にはここ一番に幹部やコンサルタントの力を借りて進めていただければと思います。

 

<経営者が休業中に取り組むべき5つの事>

 

1.お客様の心のケアのサービス(CRM
有事が起こって一番助けになるのは、やはり質の高い関係性を持つお得意様の存在です。
ですから今だからこそお客様とコンタクトを取り、心のケアのサービスをしましょう。
そして質の高いお客様との関係性を築きましょう。
もちろん対面する事は出来ませんので、テレワーク(電話でのコンタクト)となります。
また、お電話でも良いのですが、LINEなどのツールを利用してお客様の顔を見ながらお話をする方がなお効果的です。
緊急事態に人と人との絆は強くなるものです。
ぜひこのチャンスにお客様との関係性を強くして、お客様のお得意様化のアクションを行いましょう。

 

2.社員研修の実施
ただ社員を休ませるだけではあまりにも惜しいです。
せっかくのまとまった時間です。
社員の能力開発のための研修に時間を割きましょう。
当然ZOOMなどのテレワークシステムを活用した集合しない研修の形を構築しなければなりません。
また、在宅でも道具を持ち込んで技術的なトレーニングを自習型で出来ます。
ぜひコンサルタントに依頼して在宅研修の仕組みと研修カリキュラムの構築を進めて欲しいです。

 

3.諸計画の見直し
以下の4つの見直しを行いましょう。
①支払い計画の見直し
②販促計画の見直し
仕入計画の見直し
④採用計画の見直し
これらの計画を後ろ倒しする必要があります。
幹部やコンサルタントの出番かと思います。

 

4.諸改善
以下の4つを改善しましょう。
①売り場改善
②接客販売オペレーション改善
③商品(MD)改善
④集客導線の改善(web周りなど)
これら普段では落ち着いて出来ない事も今なら腰を据えて出来ます。
これも幹部やコンサルタントの出番かと思います。

 

5.戦略策定と経営計画書の見直し
休むと決めたら、気持ちを切り替えて休む。
じたばたしても始まりません。
そんなまとまった時間が出来た時に経営者は何をしなければいけないか?
それは、気持ちを切り替えて次の事を考える時間に充てるのです。
まずはたくさん本を読みましょう。
そして幹部やコンサルタントと共に次の戦略を考えるのです。
特に今回の件で「リスク」に強い会社づくりが課題となっていますから、その点を踏まえたリスク耐性の経営計画への見直しをしましょう。

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