美容を制する者が和装を制する

いつも読んでいただいてありがとうございます。

 
私の今の仕事のど真ん中は「和装と美容の融合」になります。
 
そして最近のコンサル業務から強く感じるのが
「これから10年。美容を制する者が和装を制する」と言う事です。
 
<写真を制する者が和装を制したこの20年>
ところで、それと同じことが20年前に和装業界でありました。
23年前になるでしょうか。
私は当時「これからの10年写真を制する者が和装を制する」
ですから「和装事業者は子供写真館をやりなさい。」
とよくセミナーでお話しをしていたのを覚えています。
当時は子供写真ブームの黎明期で今ほど写真館はポピュラーなサービスではありませんでした。
今は上場されているスタジオアリスも支店をいくつか出し始めたばかりの頃でした。
とは言え、当時写真事業はプロしかできない専門業と考えられていましたから和装事業者のような異業種からの参入は難しいだろうと多くの業界の方から言われていました。
そして何より和装と写真のビジネスとしての親和性に疑問を持つ方も多かったようです。
しかし当時の私はそのような言葉に屈することなく、今の子供写真スタジオ事業をルール化して和装事業者ならではのスタイルを作り上げてビジネスモデルにする事に成功しました。
今となっては私が23年前に作り上げたそのビジネスモデルを多くの和装事業者に自由に真似ていただいて市場は成長し、写真事業は和装事業者に無くてはならない事業となったのです。
最近になって子供写真市場はさすがに成熟してはいますが、今度はその代わりに10年前に私が火をつけた「フォト成人式」や「写真だけの成人式」は今では主力のサービスとなって多くの写真館事業者が取り組んでいます。
23年経った今、「写真を制する者が和装を制する」の言葉通りに、写真が地域の和装事業者の一番店を決める切り札になっているのです。
そして面白い事に、その逆もしかりで「和装を制したものが写真を制する」のごとく、和装レンタルを積極的に取り組んだ写真館も地域で盤石なポジションを得る事となったのです。
 
<美容を制する者が和装を制する>
私が和装業界に火をつけた写真事業も23年経ち、さすがに成熟期を迎えています。
各地の地方ごとに写真を武器にトッププレイヤーが決まったかと思います。
さあ、これから次の10年はどんな戦略を描くのが良いでしょうか?
 
それが最初に書いた
「美容を制する者が和装を制する」と言うわけです。
 
しかし美容事業は国家資格が必要な業務ですので、写真に比べてさらに参入障壁が高いと言えます。
やはり23年前と同様、周囲からは「そりゃ、難しいんじゃない?
と言われています。
しかし僕は反骨性精神の塊ですので、そういわれれば言われるほどモチベーションが高まるのです。
 
和装事業者が美容事業に参入するにあたって、まず真っ先に私が目を付けたのが「マツエクサロン」でした。
ですから私は今、和装事業者には比較的に参入障壁の低い「マツエク専門店」への参入から始めてもらっています。
 
マツエクビジネスとは「まつ毛エクステンション」の略で、人口のまつ毛を付けるサービスの事です。
これには美容師の国家資格が必要です。
詳しくはセミナーがありますのでご覧ください。
特にマツエクは振袖との客層がズバリなので、ビジネスとして収益が上がるだけでなく振袖客の集客にもメリットがあります。
既にいくつもの振袖事業者へのマツエクビジネス参入のお手伝いが始まっています。
 
このマツエクビジネスを皮切りに、和装事業者は多様な美容事業に参入する事になるでしょう。
そして「10年後には美容を制したものが和装を制する」となる事でしょう。
 
そしてその逆もしかりでしょう。
「和装を制する者が美容を制する」
現在私は美容室のコンサルティングが増えていますが、その中でも既に私のコンサルティング先の美容室も「和装フォトウエディング」に参入して成功を収めています。  
これから10年。美容室にとっては振袖や婚礼などの和装衣装市場をレンタルや写真のサービスと共に取り込むことが出来たものが地域のトップを走る事となるのでしょう。
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