コロナ禍でのメーカーの転機

いつも読んでいただいてありがとうございます。

 
最近、メーカーの小売業進出の相談が増えてきました。
その背景は「コロナ禍で業績が悪化しているので収益確保の為に小売業進出を」と言う事があると思います。
また、ネット通販全盛の昨今、メーカーがネット通販を始める事も特に珍しくも無くなってきたからかとも思います。
 
しかし意外なのは、この頃の相談はメーカーや問屋からの相談はECではなく、前向きなリアル小売り店舗の出店相談なのです。
その背景をまとめてみました。
 
1.一等地が空いている
コロナ禍で多くの一等地のテナントが空いています。
私は京都に住んでいますが、京都最大の繁華街の新京極がシャッター街になっているくらいです。
私の知っている限りでは見たことのない光景です。
多くの商業施設も空きテナントだらけ。
これを出店の千載一遇のチャンスと見るかどうかですね。
 
2.事業再構築補助金が気持ちを後押し
メーカーや卸業者が小売り事業へと言う流れはますます加速するでしょう。
事業再構築補助金は経営者が事業を見直すことに本気にさせる良いきっかけとなっている気がします。
採択されなくてもいいと思って申請される方も多く、事業を変えるモチベーションに役立っているのですね。
 
3.アフターコロナの準備
まだ、コロナ終息には時間がかかるでしょうが、実態経済は回り始めています。
もちろんコロナ前ほどではないですが、商業施設への人でも回復し、観光地にも客が戻っています。
日本がコロナ終息後に強みに出来るビジネスは「観光サービス」と「観光小売り」であることは間違いありません。
特に「観光小売り業」はこのコロナ禍でトッププレイヤーが不在となりました。
もう一度観光小売りビジネスのシェア争いが始まるのはチャンスと言えると思います。
 
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