3Lサロン経営の兆候を見つける

いつも読んでいただいてありがとうございます。

 
今回は一昨日取材訪問させていただいた美容室について書きたいと思います。
 
僕の場合、取材をするときには一つの「仮説」を持って取材に行きます。
仮説を基準に、仮説と合っているところと仮説とは違っているところを見つけるのです。
それの方が漠然と見て取材するよりも得るものが多いのです。
今回の美容室への取材の仮説は「3Lサロン経営」と言う仮説でした。
 
美容業界のこの15年間の商流は成熟期でした。
美容業界のサービスはすっかりコモディティ化(同質化)していましたから、今までの戦略は「専門店化」することにより他店との差別化をする事が有効な商流でした。
 
しかしこれから10年はどうでしょう?
美容市場は緩やかな衰退期に入って行きます。
専門店展開による差別化と言う戦略だけでは勝てません。
市場自体が縮小化と多様化が起きますので今までのようにはいかないのです。
美容市場の衰退期は「生き残り」の時代に突入する事が予測されるのです。
 
そこで緩やかな衰退期に向かって新たに私たちが提唱する戦略が「3Lサロン経営」なのです。
「3Lサロン経営」の3つのLとは
1.LOCALIZEサロン=地域に特化したサロン
2.LIFE TIME VALUEサロン=生涯に渡ってて顧客化に取り組んでいるサロン
3.LOW COSTサロン=店舗と集客にお金をかけず、人にお金をかけるサロン
これらの頭文字を取ったものです。
 
一言でいうと
「事業を得意な地域に集中特化させて、その地域のお客様に生涯利用いただける多様な事業をローコストで展開し、従業員にも豊かな未来を創造する」 
と言う事になるのでしょう。
少し長いですが(笑)
 
今後、多くのサロンでは自然な流れでこの「3L経営」の動きが活発となる事でしょう。
今回の取材はその時代の変化の兆候を見つけるための仮説を持った取材なのです。
 
次回のこの回では実際に取材にお邪魔させていただいた株式会社ann様から分かった「3Lサロン経営」について書きたいと思います。
 
<株式会社アン様>