いつも読んでいただいてありがとうございます。
僕は「定点観測」が趣味です。
ひとつのビジネスモデルや企業をロングスパンで観測して、世の中の商流の参考にさせてもらうのです。
経営者も必ずこの定点観測を行った方が良いかと思います。
僕の最近の定点観測のビジネスモデルの一つは「串カツ田中」です。
彗星のように飲食業界に現れ急激にその業績を伸ばしてきました。
これは船井総研の業績アップの定石に合致しているので、とても参考になっています。
<串カツ田中の勝ち方>
1.商品を絞り込む
串カツに商品を絞り込みロスを無くし、オペレーションもアルバイトでも出来るようにする
2.看板を分かりやすい専門店業態で掲げる
「串カツ田中」そのまま専門店業態として分かりやすくシンプルな業態訴求が出来ている。
3.客層を絞り込む
サラリーマンの利用が当たり前の業態に、ファミリー層にターゲットを絞り集客している。メディア受けもよく、話題になり、パブリシティによる集客効果も高かった。
しかし、ここに来てそのビジネスモデルの曲がり角のようだ。
このような業績ダウンのニュースが上がっている。
https://diamond.jp/articles/-/211231
客層をファミリー層に絞り込んだことは良かったのであるが、その反動としてサラリーマン離れが起きているとの事。
サラリーマンもファミリーも両方取り込むことを前提とした客数×客単価のビジネスモデルが崩れ始めているのだ。
専門店化において客層の絞り込みは必須。
サラリーマンに絞り込むのか?
ファミリーに絞り込むのか?
それともどちらも取れるのか?
どっちつかずになり破綻するのか?
目が離せない。