ツキの法則

非常事態になると人の「ツキ」は大きく変わると思います。


良くも悪くも。


責任の多い経営者は特に「ツキ」が大きく会社経営に関わってしまうので気を付けないといけません。

人は普段、冷静沈着に理性を働かせて上手に生きているのですが、非常事態にはその理性が飛んでしまい、せっかく意識していた良い習慣にほころびが出てしまうようです。

そんなほころびから「ツキ」を無くしてしまう経営者が急増しそうな予感がするのです。

 

船井総研の創業者の船井幸雄は生前にツキを呼び込む方法を研究されていました。
会社の業績は社長で99%決まる。
会社の業績は社長のツキで99%決まる。
会社の業績は社長の良い習慣で99%決まる。
ツキを呼び込むためには世の中の当たり前の良い習慣を身に付ける事。
そう説いていらっしゃいました。

 

一例をあげると、船井幸雄が説く良い習慣で約束は守ると言う習慣があります。

多くの方は緊急事態と言う大義のもとに約束や契約を延期したりキャンセルしたりしている事でしょう。
事業は協力者がとても大切で、その協力者との約束で生まれる信用や信頼のおかげで成立しています。
しかし、小学生で習う「約束は守る」と言うこんな当たり前の良い習慣も、今の非常事態には「仕方ないから」と守れなくなってしまう怖さがあります。
今まで養ったそのような良い習慣を失った経営者が今まで通りの順風満帆の経営がもう一度出来るでしょうか?
いいえ。習慣が変われば大きくツキは変わるでしょう。

 

<ツキがやって来る経営者>
ツキがやって来る経営者は新しい事が好き
ツキがやって来る 経営者は発言が前向き。
ツキがやって来る 経営者は他人に情報提供を惜しまない。
ツキがやって来る経営者は人に相談して行動する
ツキがやって来る 経営者は簡単に自粛とは口にしない。
ツキがやって来る 経営者は次のための行動を始めている。

 

<ツキを失う経営者>
ツキを失う経営者は新しい事を怖がるようになう
ツキを失う経営者は発言が後ろ向きになる
ツキを失う経営者は出来るだけ黙っているようになる
ツキを失う経営者は自分しか信じられないようになる
ツキを失う経営者は何でもかんでも自粛でキャンセルや延期するようになる
ツキを失う経営者は自分の思考も行動も自粛するようになる

 

この非常事態に生き残れる経営者。
そして残念ながら淘汰される経営者。
その違いは、厳しいながらも何とか人としての良い習慣を実践しようと最善の努力をする事が出来るかどうかの違いです。

 

人は写し鏡。
改めて僕自身の行動もこの非常事態であれ良い習慣を曲げずに生きなければと心に決めたのでした。

 

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