手作りマスクでお客様との関係をより密にする

船井総研の「コロナ対策コンサルティング」を受けて会社への社員の安心が担保出来たあとに、次に社員が気がかりなのはお客様の事でしょう。
経営者が社員を気にするように、社員はお客様の事を本当に心配しているものです。

現にコンサル先様から「5月に向けてお客様の為に何かできないか?」そんな相談が増えてきています。
ここに5つほどお店が取り組んでいる小さなお客様サービスの事例を上げます。

 

<5月に向けて出来る小さなお客様サービス例>
1.マスクの配布サービス
2.次亜塩素酸水やアルコール除菌剤の配布サービス
3.お手入れ品の訪問引き取りサービス
4.お電話でのお話相手サービス
5.和装情報のユーチューブでの配信サービス

いろいろとお客様への心の支えになるサービスを進めていますね。
とてもいいと思います。

 

<お客様と手作りマスクで応援キャンペーン>
中でも特に素晴らしいなと言う取り組みがありますのでここでご紹介します。

それは「マスクの配布サービス」なのですが、とあるきもの専門店の取り組みはただのマスク配布サービスとは一味違っています。

今、多くの人は在宅する事を求められていますので、暇な上にストレスを抱えている方が多いです。
そこできもの専門店の店主が考えたのが、そんなストレスを抱えているお店のお客様の中から「手作りマスク」の内職をする人を募る事です。
希望されるお客様にはお店側が「和服の端切れ」と「マスクの耳掛けひも」そして「マスクの型紙」を準備しお渡します。
それを受け取ったお客様には在宅でチクチク内職してもらうのです。
お店側は出来上がったマスクを1枚100円で買い取ります。
そして出来上がったマスクは、店頭でどうしてもマスクが入手が出来ない困った方へ差し上げたり、介護施設や保育園へ差し上げたりしています。
もらった方は和柄のおしゃれなマスクに大満足だそうです。

しかしこれの狙いはそこだけではありません。
当然、マスクを必要とする方はおしゃれな手作りマスクをもらったら喜ぶでしょうが、実は一番喜ぶのはお店のお客様なのです。
手作りマスクの活動に賛同されたお客様は、在宅の暇が潰せる上、ストレス発散にもなり、さらにお小遣いにもなる。
なんと一石二鳥なのです。

ところがこの活動の効果はこれだけでは終わりません。

なんとお客様は内職で手に入れたお小遣いを握りしめて、お店でのお買い物に使っていただいているとの事。
なんとお店の売り上げにも寄与しているのです。
女性の心理。分かる気がします。

マスクをもらった人が喜ぶだけではなく、マスクづくりに賛同されたお客様も、販促にもなるお店側も喜ぶ。いわゆる三方良しのアイディアなのですね。

恐れ入りました。

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