出不精症候群

<出不精症候群>

 

昨日、強い要請があり約1か月ぶりの現地に出向くリアルコンサルティングをする事となりました。
新型コロナウイルスを警戒して、1か月もの間自宅でテレワークコンサルティングをしていたわけですから、 久しぶりの現地へ出向くリアルコンサルティングは楽しみで仕方ありませんでした。
しかし1か月ぶりのリアルコンサルティングのための外出の準備をあれこれし始めると案外大変なのです。
僕自身に外出する事の億劫な気持ちが少なからずよぎったのは、「これは世の中の人は出不精になるぞ」と気づかされました。

 

今回のコロナで改めて気づかされたのですが、人は外出するにはそれなりの心と身支度の準備がいるのですよね。
特に女性は男性以上に家に居るモードと外出するモードは違います。
雲泥の差ですかね。
外出するためにメイクをしたり、衣装や靴や持ち物を決めたり、髪形を決めたりなど、外出すると言う事は女性にとってとてもハードルが高い事なのです。
それらの準備を女性がワクワク出来たらいいのですが、一度在宅でこれらが必要ない生活を長期間続けたらどうなるでしょうか?
これらのコロナ前はワクワクしていたこれらの準備が、コロナ後には真逆に億劫と感じるようになる人も多いはずです。
これはアフターコロナの大きな課題となる事でしょう。

 

女性が出不精になると、まず洋服が売れなくなります。
美容室にも行かなくなります。
化粧品も売れなくなります。
靴もバッグも売れなくなります。
アパレル業界は化粧品業界やブランド品業界は当然業績ダウンとなる事でしょう。
それらのお店に場所を貸しているデパートやファッションビルも今以上業績不振が起こる事でしょう。
これらの業界の業績の維持のためには女性が外出してもらわなければいけないのです。

 

では、どうやったら女性は外出するようになるのでしょうか?
それは誰かが「積極的な誘いの声をかける事」です。
女性は男性とは違い受動的な気質です。
自ら行動を起こす人は少数派です。
多くの女性は仲間や男性に誘われて初めて行動を起こす人の方が多いのです。
しかしその誘いの声は「個人から」でなければなりません。
いくら企業やお店などの団体がセールを打ってお客様を誘ってみても、出不精症候群は大きく改善しない気がします。
理由は団体がセールを打ってマスに向かって誘のアクションを起こしても、決してお客様は自分が誘われたと思わないからです。
お客様と仲間目線を持ったスタッフ個人個人が、「あなたを誘っているのですよ」とお客様個人個人をお誘いする事が必要なのです。


当然、既に出不精症候群にかかってしまった女性を誘っても最初は出かける事を億劫がる事でしょう。
それに負けない事です。
決して断られたわけではないので気長にやり続ける事です。
次第に氷が解けるように「そんなに言われるなら、出かけてみようかな」と言う気持ちに変わるのです。

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