催事販売(イベント)が好調の理由

いつも読んでいただいてありがとうございます。

 
昨日のコンサルティングで報告いただいたのは、催事販売が好調と言う報告でした。
今年の数字がコロナ禍の昨年よりいいと言うのは当然ですが、コロナ前の2019年と対比してもすごい伸びを示していました。
 
とにかく催事販売は絶好調なのです。
この現象は呉服や宝飾などの高級品の販売事業者だけに限らず、美容室やエステサロンのサービス業などでも店販商品の催事販売に取り組んでいるところは同じ現象なのです。
その要因をまとめてみました。
 
1.金余り
今、消費者はとにかくお金を使いたくてしょうがないようです。
株価も好調で含み資産はある。
しかし旅行には行けない。
商業施設も未だにコロナが怖くて行けないので買い物もできない。
コロナのニュースばかりでストレスがたまる。
消費者はただお金を使いたいムードが見えるのです。
消費者が気持ちよくお金を使える場所にお金が流れ込んでいるその一つの場所が催事販売のようです。
 
2.楽しい時間を買いたい
消費者がお金を使いたいと言っても、ただ商品を並べてある「展示会」で買い物したいわけではありません。
ただ商品が欲しいならネット通販で十分です。
また、ネット通販でお買い物する事も消費の欲求を完全には満たすものではありません。
必要なものを買うにはネット通販はとても優れているのですが、そこにはワクワクする時間が足りないのです。
今、好調な催事(イベント)販売にはそのワクワクする時間を大切にしているので人気なのだと思います。
催事(イベント)とは展示会のようにただ商品を展示しているだけではなく、その商品にまつわる物語を知ったり、手に取って試せたり、使用体験したりなどの時間や空間を大切にしています。
また、スタッフは消費者と同じ目線でいる事を心掛けており、「売り手」ではなく、共にお店が扱う商品を利用する「仲間」と言う位置づけにしています。
ですから、お客様は催事会場で仲間とお話をする楽しさを付加価値として提供できているのもこの催事販売好調のポイントになっているのかと思います。
 
3.コロナ対策
今取り組んでいる催事販売の特徴は、コロナ対策の為に招かれた客しか会場には入れないと言う事です。
そして不特定多数の人が会場に滞留する展示会セールとは違い、顧客登録があり、お客様の入場日時がコントロールされているのです。
商業施設とは違い、催事販売は密にならない対策が万全なので安心してお買い物できるのです。
面白いのがこのコロナ対策は特に富裕層のお客様に好評なのです。
富裕層の客は人混みを避けてゆっくりと接客を受けて買い物をしたいのですね。
おかげで催事の客単価や買上げ率は高く、催事期間のたった5日間程度で1か月分の店の売上を作ってしまうことが出来るのです。
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