コーヒーを売るのではなく体験を売る

スタバが北米の400店舗を閉店すると言うニュースが飛び込んできました。
コロナの影響はやはり大きいですね。
https://www.cnn.co.jp/business/35155137.html

 

スタバの成長のルールは「一等地戦略」です。
最高の立地に出店する事でブランディングをして価値を創出すると言う、カフェ業態の中ではとてもイノベーティブなものでした。

 

「スタバはコーヒーを売るのではなく体験を売る」
そんな新しい価値観にコンサルタントの僕は衝撃を受けたものでした。

しかしそのビジネスモデルも高額な家賃を払う一等地戦略と言う今までの成長ルールが逆に足かせとなって大量閉店に陥っているです。
皮肉なものです。

 

そして今回のニュース記事を見ると一つ気になる事が書かれていました。
「テイクアウト業態にシフトする」と書いてあるのです。

これには少し違和感を感じました。

 

飲食店がみなテイクアウトに活路を見つけようとしているのでしょうが、本当にそれに右ならえでいいのでしょうか?
スタバの大切な戦略は「コーヒーを売るのではなく体験を売る」と言う事でした。
それが、体験ではなくテイクアウトでコーヒーを売る事に転換すると言うのです。
なんか違うんじゃないかと思います。

 

100年企業が持続的経営をする事は本当に難しいです。
栄華を極めたスタバのこれからに目が離せません。

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