来年からビューティビジネスのコンサルティングを統括をする事になりました

来年からビューティビジネスのコンサルティングを統括をする事になりました。
それに伴いビューティビジネスのコンサルティングに重点を置くので、久しぶりにビューティビジネスの100件行脚を始めています。
 
100件行脚とは舩井幸雄が良くお話ししたノウハウで、どんな業種でも100件見て回れば大体のことはよくわかると言うもの。
 
今回は美容室、エステサロン、まつエクサロン、ネイルサロン、ラクゼーションサロン、などなどの業種を100件見て回って、可能な限りの経営者のお話しを聞いて回っています。
 
現在30件。
100件まではまだまだ道のりは長いですが、新しい知識を吸収できることはコンサルタントとして本当にワクワクします。
 
この100件行脚の中からビューティの時流を読み切り、ビジネスの芽を見つけ出せればと思います。
 
<3000万円1億3億10億のルール>
多くのお店を見て経営者の声を聴くと一つのユニークなルールが見えてきます。
それはビューティビジネスの事業者の年商規模がだいたい3000万円1億3憶10億だと言う事です。
その年商規模が一つの目標と言えますし、壁ともいえるようです。
 
<年商3000万円突破はファン客を持つこと>
美容室事業者が独立して美容室やエステサロンを始める場合、一つの目標が年商3000万円でしょう。
月初250万円は個人がアシスタント1名ほど雇って、センスのある方ですとサクッと達成してしまう身近な目標値かと思います。
年商3000万円達成のポイントはファン客を作れるかと言う事に尽きます。
経営者自身がスタープレイヤーとしてファン客を作るセンスや仕組みがあればだれでもすぐに達成できてしまいますし、そこに気づかない方は3000万円に壁を感じてしまうようです。
 
<年商1億円突破はプレイヤーを作る事>
3000万円突破した事業者は5000万円くらいまでは何もせずともするすると勝手に成長します。
しかしなかなか1億円突破は出来ないようです。
それは、1億円突破の壁は自分だけがスタープレイヤーでいるサロンから、スタッフもプレイヤー育てる事を始めないと出来ない事業規模だからです。
当然、席数やベッド数店舗の広さもプレイヤーが増えるのに伴い、拡張する事も必要になりますが、何より人の育成を重点課題にする必要があるのです。
 
<年商3億円突破は店長を作る事>
自分が技術を行いつつも、プレイヤー育成に目覚めたサロンは1億突破する事は簡単ですし、2億円近くまではスルスルっと勢いで行ってしまいます。
しかし2億円行くか行かないかくらいで成長が鈍化して行く事が多いのです。
その理由は人が辞め始める事です。
年商が2億円くらいになると従業員は20名を超えます。
恐らくもう1店舗出店していることでしょう。
そうなると当然、スタッフ一人一人への配慮が希薄になり、価値観が共有できなくなり、ぽつりぽつりと人が辞めて行き、経営者もイライラし始めるのがそれくらいの年商規模のようです。
20名を超える組織をきめ細かな人材への配慮をしながら動かしてゆくには店長と言うリーダーシップを持った立場の人が必要ですし、年商3億円を超えるためには最低でも3名(出来れば6名)の店長育成が必要となるのです。
 
<年商10億円突破のためには多様性を認める事>
店長育成に成功して、人が辞めにくい組織が出来ると年商は3億円を超え、スルスルっと5億円近くまでは勢いで行ってしまいます。
店長が増えた分だけ出店をすると言うスキームでそれはある程度までは可能なのです。
しかし、5億円手前で多くの会社は成長が鈍化してしまいます。
この要因は、行政人口20万~30万人くらいの都市で、年商5億円のビューティ事業者は1番企業でしょうから、ある意味経営者は頂上を達成した気持ちになります。
追い落とすライバルが無くなり、追われる立場になるので守りの経営にもなる事でしょう。
成長の鈍化を生むのは経営者の次の目標が無くなると言う事なのかもしれません。
しかしそこから10億円を突破できる企業が取り組んでいる事は「多様性」にチャレンジすると言う事です。
多様性とは例えば働き方の多様性です。
女性は結婚や出産でライフスタイルは大きく変化します。
その変化に合わせる事で離職を避ける多様な働き方へのチャレンジが出来る企業は10億円を突破できる企業です。
また、40歳を超える現場での旬を過ぎた男性の多様な働き方にもメスを入れる必要がある事でしょう。
さらに事業としても本業以外にも本業の周辺にある多様な関連事業に対してチャレンジして行く事が求められます。
これらの多様性を認める広い器を経営者が持つことが出来る事要になる事が年商10億円突破の要なのでしょう。
 
*和装ビジネスの研究をやめるわけではありません(びっくりして問い合わせをくれた方がいました(笑))和装ビジネスも継続して研究してまいります。ご心配なく。
 
 

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