トップの役割は展望(ビジョン)を持つこと

いつも読んでいただいてありがとうございます。

 
コロナが落ち着き平静が戻っているようです。
 
ですが「羹に懲りて膾を吹く」ではないですが、どうせまたコロナが来るのでは?とおびえて気持ちが内向きになっている経営者は未だ多いかなと思います。
 
しかし今思い切って仕掛ける事が出来る経営者こそが、これから生き残れる企業経営者なのでしょう。
 
最近コンサルの現場でよくお話しするのが「展望」(ビジョン)を持とう。
と言う事です。
 
これを読まれている方にとっては、そんなことはビジネスをする上で至って当たり前なことのように感じるでしょうが、このコロナの2年間で経営者のマインドは内向きになり、夢のあるビジョンが持ちにくくなっている事を私は強く感じています。
 
論より証拠。
今、多くの経営者に「展望(ビジョン)を聞かせてください。」と聞くと、答えにつまる経営者がとても多いのが実感です。
 
この2年間、先の話しより今どうするかの毎日を送っていましたから仕方ないと思います。
 
私は企業にとって経営者の最重要な役割は「展望(ビジョン)を語る事」だと思います。
 
お付き合い先の企業様で「中西呉服店」と言う会社があります。
 
この社長はこの事を良く分かっていらっしゃいます。
 
この会社の社長はよく社員に「10億やりたい」とおっしゃります。
 
ほぼ口癖のように。

社員になぜ10億なんですか?と聞かれたら

「今の3倍儲けたらお客さんが驚くスケールの大きな事が出来るようなるから。」
と答えられています。
 
確かに事業規模が1~2億の商売でも立派ですしお客さんを満足はさせられます。
しかし10億の事業規模なら社員もお客様も驚かせる夢のある事が出来るようになります。
 
今この会社は10億円やろう!と言うトップの展望(ビジョン)を社員と共有する事が出来ています。
 
モチベーションは高く、業績もすこぶる好調です。
 
社員がトップの展望(ビジョン)と同じ方向を向く事が出来た会社は本当に強いのだなと改めて感じさせていただく企業様の事例です。
 
<ビジネスイノベーター会議>

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