女性の購買心理は3段階ある(2)

いつも読んでいただきありがとうございます。
 
私はこのコンサルティングの世界に入ってずっと女性の消費を研究しています。
そこには男性とは違う女性特有の複雑な購買心理の3つのステージがあるようなのです。
前回に続き、そのステージについて書いています。
 
<ステージ2「興味があるから買う」>
2つめは「興味があるから買う」と言うものです。
ここからが男性とは違う購買心理のステージではないかと思います
女性は男性とは違い、「興味がある」と言う段階で購入を決めてしまいます。
その購入動機は「試したい」と言う気持ちが男性に比べて高いのかと思います。
女性は男性に比べ好奇心が強く「お試し」に本当に弱いようなのです。
 
通販の世界でも店頭販売の世界でも、女性へのマーケティングの基本は「お試し」と決まっています。
まずはお客様に注目していただいて興味を持っていただき、そしてお試ししていただく。
この手順が女性をターゲットにしたマーケティングの基本です。
 
呉服の販売でもこの手法はよく使われます。
店頭でお客様にアンケートを取る際に、「着物は必要ですか?」と質問すると、ほぼ100%の方が残念なことに「必要はない」と言うネガティブな返事が返ってきます。
着物は今の時代必要とされていないんだなと、残念に思う気持ちになりますよね。
しかし、質問を変えて「着物に興味はありますか?」と質問すると、驚く事にほぼ100%の人が「興味はある」と言うポジティブな回答になります。
そこには着物は今すぐに必要性は感じていないが、興味はあり、何かのきっかけがあれば着物を始めてみたいと言う心理を感じます。
もしこの「興味がある」と言う気持ちのステージを女性から引き出すことが出来て、次は試着(お試し)に誘導する事が出来れば購入につながる確率はグッと上がるのが女性なのです。
女性の購買のカギを握るのは「興味」なのです。
 
次回に続きます。
次回は最後の3段階 「好きだから買う」について書きたいと思います。
 
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