次のステージの経営

いつも読んでいただいてありがとうございます。

 
私は私のご支援先様をとても尊敬しています。
なぜなら私のご支援先様からたくさんの「気付き」をいただいて今のこの仕事が出来ているからです。
ですから経営者にとって私との関係はコンサルタントとして教える側の「先生」などではなく、共にビジネスを成長させる「ビジネスパートナー」と言った方が良いでしょう。
私にとってのご支援先様の経営者は共に学び、そして共に成長する「同志」と言う方が近いのです。
 
先日も同志と言えるご支援先様との食事を兼ねた打ち合わせの場で、とても大きな気付きをいただきました。
 
そのご支援先の経営者からその席でこんな質問をされました。
「おかげさまで教えていただいた事業はとても好調です。」
「しかし、今の組織では成長に限界があると考えています」
「何か次のステージに行くための気付きをもらえるセミナーはありませんか?」
こんな質問でした。
 
この経営者の柱の事業は「美容室」です。
船井総研が支援に入らせていただいて、全く畑違いの「写真事業」に参入いただきました。
そして美容の専門性の長所を生かして、あっという間に地域ではベストファイブのフォトスタジオになりました。
 
ただ、この企業は写真事業で一番を取るモチベーションはありません。
なぜなら事業の「目的」は本業の美容を伸ばすことだからです。
写真館の参入は「手段」でしかないのです。
 
この経営者は本業の美容を次のステージに伸ばすための気付きをもらえる学びを必要としていると言う意図だったのです。
 
そこで私は7月開催の呉服店向けの「和装ビジネスセミナー」への参加をおすすめしました。
なぜなら経営の次元を変えるためには大きく目線を変える必要があり、その点では呉服店の経営はあらゆる面で非常に学び多い業種だからです。
 
そしてやはりこの経営者は優秀でした。
「なぜ、美容室経営者が呉服のセミナーに?」と言う質問をすることなく、「なるほど。それは面白そうですね!」
と二つ返事でセミナーへの参加を決められたのです。
 
そしてさらに驚いたのが、打ち合わせの食事中にいきなりスマホを取り出し、その場でセミナーの申し込みを始めたのです。
手続きを後回しにすることなくその場で即時処理する意思決定と実行の速さ。
「これが伸びる経営者の習慣なんだな」と改めて気付きをもらう事が出来ました。