人が辞めない経営(3)

いつも読んでいただきありがとうございます。

 
前回の続きで人が辞めない経営について書いています。
 
この2回に渡り、「コロナを機に人が辞める傾向が強くなるので気を付けましょう。」
そして「人が辞めないためには働き方の自由度を上げましょう。」と書いてきました。
 
今回は人が辞めない会社を創るには「理念」を見つめ直す必要性について書いてみたいと思います。
 
<「理念」を見つめ直すとき>
前々回にコロナを機に人は今の自分の生き方を深く考えるようになると
書きました。
「自分自身は何のために生まれて来たのか?」社会的一大事が起きると、人はそんな哲学的なことを考える生き物のようです。
当然私たち社会人は、多くの時間を取る「仕事」に関しても「なぜこの仕事をするのか?」そして「本当に求められているのか?」と言う「仕事の価値」を見つめ直すものなのです。
 
この「仕事の価値」は一般的には「理念」と呼ばれています。
「理念」とは、
「なぜこの商品を扱っているのか?」
「なぜこのサービスを提供しているのか?」
そして「それはなぜ求められているのか?」
と言う事です。
そして人はそれを考え始めると、
「本当にこの商品やサービスは求められているか?」
「時代遅れじゃないのか?」
「ライバル店の方が優れた価値を提供しているんじゃないか?」
と、どんどんその「理念」に自信が持てなくなるものです。
 
しかしほとんどのそれは、社員の理解が浅いために起こることです。
「理念」を理解しやすい表現にかみ砕いて共感を得られる見せ方にする必要もあるのでしょう。
 
また、時代に合わせて「仕事の価値」は変わりますから「理念」も変わるものです。
企業が旧態依然とした「理念」を掲げたままになっていると、普段は意識しない「理念」をコロナのような機になると「何か時代と違う」と言う事に人は気づき始めると言う事も起こります。
本当にこの「理念」が時代に合っているのか?もう一度考えていただきたいと思います。
もしかすると「理念」の見直しが必要な企業もあるかと思います。
 
経営者自身が「理念」をもう一度見つめ直し、社員が深く共感できるような「理念」を掲げる事が人が辞めない経営には必要なようです。
 
セミナー情報>