きものは楽しむことが利用目的のアイテムへ

いつも読んでいただきありがとうございます。

 
私は和装や宝飾のビジネスのコンサルを得意としています。
今年、よくその業種のセミナーでお話をしているキーワードが「楽しみましょう!と言う言葉です。
 
この3カ年、コロナのために外出などの楽しみを控えてきたお客様が多いですから、お店側がお客様に対して「もうそろそろ一緒に楽しみましょう!」と積極的な行動の声掛けをしましょう。
と言うことです。
 
<きものは楽しむことが利用目的のアイテム>
そもそも着物や宝飾は利用目的がふわりとした商品です。
現に多くの消費者からは
「着物は買っても着る用事が無いから買わない」
「宝飾は買っても身につける場所が無いから買わない」
「利用目的が無いから必要が無い」と言う意見が多いのです。
着物や宝飾は習慣の変化と共に利用目的を見失ったために、その市場が落ち続けた商品なのです。
 
しかし着物や宝石はお式事に利用するだけではなく、本来は身につけるだけで楽しいアイテムです。
冠婚葬祭の利用目的だけではなく、楽しむことが利用目的と言える商品なのです。
好きな人にとっては決してお式の場やパーティでなくても着物を着たいものです。
私は着物や宝飾を「楽しむ」と言う利用価値を高めて行く事が、市場の成長の最後の切り札と考えます、
 
<お客様と遊ぶ>
「着物や宝飾は楽しむことが利用目的のアイテム」そんな価値観を広げて行くエネルギーは「共感」と言えます。
「それは楽しそう!」と言う共感があれば、自分も始めてみたいと思えるアイテムです。
そのためにはお店のスタッフが率先して着物ライフを楽しんでいないといけません。
そしてスタッフがお客様をお出かけに誘い、着物を着て遊ぶと言う楽しい時間を体験していただく事です。
この体験が広がり、「着物ファン仲間」が広がって行くと考えます。
私はこれを最近「ファンマーケティングと呼んでビジネスの大切な戦略と言い続けています。
売り手とお客様と言う垣根を取って「着物ファン仲間」になる。
それが着物や宝飾の市場がもう一度成長するためには大切なのです。
 
<営業の電話ばかりの関係性>
最後に…
あなたはお客様から「連絡をしてくるのは展示会の案内だけの人」になっていませんか?
売上が欲しいときにだけお客様に電話していませんか?
お客様に着信拒否される冷めた関係になっていませんか?
お客様と「着物ファン仲間」になるためにはこれではいけませんよね。
たまには「今日はお出かけのお誘いです」と遊びに誘うコンタクトが必要です。
 
例えばお客様と着物や宝飾販売以外の催しの計画を年間3回でもいいから作る事で、展示会以外の話題のコンタクトを取るきっかけが出来る仕組みになります。
たったこんな工夫でお客様との関係性がホットな状態を作ることが出来るのです。
 
<人が好きでないと出来ない仕事>
着物や宝石などを扱う仕事は「人が好き」でないと出来ません。
客を「買い物してくれる人」と言う割り切った目線ではなく、「一緒に楽しむ仲間」として見れないといけないのです。
逆に考えると「人が好き」と言う事がこの市場を成長させるためには最も大切な武器になるとも言えます。
人が好き!
そして楽しい事が好き!
これが大切です。
好きなことを楽しむ輪を広げて行くファンマーケティングをもっと強化して行きたいですね。
 
<業績アップ情報>
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