いつも読んでいただきありがとうございます。
美容と和装のコンサルティングを行っています。
昨年のコンサルティングの中で美容室経営の勝ち方が見えてきたこともあり、今年から少し振袖と和装のマーケティングに時間を使っています。
今年の1月から5月ゴールデンウイーク商戦までは、ご支援させていただいている企業はまずまずの結果だったと言えます。
とは言え成人者人口減少の影響が出ていますので市場全体は落ちているだろうと思います。
傾向として地域一番店は店舗当たりの受注数は例年の100%を超えていますが、二番手以降のお店は7掛けから8掛けといったところかと思います。
<振袖夏商戦に向けて準備する3つのこと>
1.競合店をマネる
あらためて競合店の品ぞろえやサービスを調べてマネる事です。
振袖選びはカタログでする時代はそれほど品ぞろえに大差はなかったと言えますが、今はInstagramを参考にするのが常識です。
それにより今後は振袖のトレンド変化が早くなるでしょう。
ですからトレンドの振袖の品ぞろえで負けてしまう事が致命傷となるのです。
地域一番店はさすがに商品の鮮度管理が素晴らしいので一番の店なのです。
また、地域一番店は店づくりや接客や特典の完成度が高いです。
試行錯誤するのではなく、競合店の素晴らしいところを素直にマネる事が出来るところしか生き残れないのが振袖ビジネスと言えます。
まずは品ぞろえや店や接客や特典の鮮度が落ちていないかどうかチェックしてみましょう。(船井総研に第三者調査依頼も可能です)
2.今だから思い切ったコストをかける
会計上の経営を考えると、もし振袖の売り上げが落ちてきたらコストを削減するのが当たり前かと思います。
しかしマーケティングの上での経営は、コスト削減の判断は振袖のシェア競争から離脱する事を意味します。
今振袖市場で起きているのが、地域一番のお店がコストをさらにかけて、二番手以降がコストを切り詰めているようです。
ですから一番と二番の差が急速に開いているのです。
振袖は限られた成人者のパイを奪い合うビジネスです。
コストを多くかけつづけられるお店だけが最後に生き残り、その市場を独占します。
生き残って振袖市場を独占するか?振袖市場から撤退するか?
今、思い切ったコストをかけられるかの判断でそれが決まるのです。
この数年で勝負が決まります。
3.強みを一点突破する
前の章で「これからの振袖ビジネスはコスト合戦」と書きました。
しかし、ひとつだけコスト合戦ではない振袖の勝ち方があります。
それは、自社の長所を一点突破することです。
それは競合企業がマネのしようがない違いを持つことですし、広い意味でブランド力を高めることと言えるのです。
私のコンサル先で最近振袖を始めて、コストをそれほどかけていないのに受注を伸ばしている事例があります。
それは美容室と写真館です。
振袖を扱ったことが無い美容室や写真館が振袖を伸ばすためには、美容技術や写真技術の高さを一点突破するしかないと言う事情からかと思います。
一般的に振袖ビジネスは衣装が最大の強みかと思いますが、実は同質化してしまっている現在、それは大差ありません。
残る要素は写真で違いを出すか、そして美容で違いを出すかと言う事になるのです。
振袖を扱う事業者は写真に力を入れるのか?美容に力を入れるのか?
コスト合戦とは違う振袖の勝ち方を学びたい方は、ぜひ船井総研で学んでいただけたらと思います。
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