隣の芝は青く見えるだけ?

いつも読んでいただきありがとうございます。

 
コロナが落ち着いて、前向きな事業投資の相談が増えています。
多くの相談は「本業強化」よりも、「2つめの収益の柱を作りたい」そんな相談が多いです。
 
昔のビジネス書には「隣の芝は青く見えるもの!」だから「本業以外の事業に手を出すな!」と言う内容のものが多かった気がします。
経済が成長している日本では、最も効率の良い経営は本業に集中する事だったからです。
 
しかし現代の日本は人口減少や高齢化や、し好の多様化など、以前とは全く違う社会情勢がありますから、本業だけでは会社は成長できないことを誰もが理解し始めたところかと思います。
 
隣の芝に手を出して2本目の収益の柱を持たないといけないのです。
 
そのためにはどのような事業が良いのでしょうか?
理想的なのは「隣の芝」であることかと思います。
全く畑違いな事業よりも、「隣の事業」であることが良いでしょう。
 
<美容室が写真館を始める>
私は美容室のコンサルをしていますが、その美容室の中で写真館を始めて成功した企業があります。
多くの美容室経営者からは「美容室が写真館なんて畑違い!」「無理でしょう!?」と言われました。
しかし、私に相談いただいた美容室経営者にとっては写真は「隣の芝」に見えたのです。
 
相談いただいた企業は婚礼美容を得意とする企業様でした。
その婚礼美容の技術を生かした「隣の芝」のビジネスを探していたそうです。
しかし現実には、美容室が写真事業をやるためには「衣装の調達」「写真館のノウハウ」などの参入障壁がありました。
そこで船井総研に相談いただいて、衣装や写真の問題を解決して開業に至ったと言うわけです。
 
<開業後にコロナに直面!>
ドラマティックだったのは、開業直後にコロナに見舞われたことです。
ご存じのように、婚礼はすべてキャンセルされ、婚礼美容の売上の95%ダウンと言う、会社にとっては倒産を回避できない状況になりました。
 
しかしそこで倒産を回避する力になったのが船井総研と準備をしていた写真の事業だったのです。
婚礼が出来ない代わりに写真を撮るフォトウエディングのニーズが高まり、順調に売り上げを伸ばすことが出来ました。
そして現在は「振袖」と言う「隣の芝」に進出して、こちらも順調に売り上げを伸ばしています。
 
隣の芝は青く見えるだけではなく、本当に青かったのですね。
隣の芝はとても魅力的だと思いませんか?
ぜひ、このセミナーで隣の芝を見つけてください。
セミナー情報>
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