~子供には金を残すな知恵残せ~ 100年企業の教えより
コロナ禍でビジネスの世界では会社を急成長させるより持続させることの方に意識が向いています。
ですから自然と100年企業の経営に注目が集まっています。
100年企業研究家の僕も、一層研究をすすめて持続的経営の支援を進めなければと気持ちを引き締めています。
「息子には 金を残すな 知恵残せ」
100年企業の教えのひとつにこんな言葉があります。
100年持続する企業のアキレス腱は今回のコロナのような100年に1度の非常事態なのかもしれません。
しかしそれより身近なアキレス腱は事業承継です。
100年企業を調べると同族経営が多く、いわゆる子供へ事業をバトンタッチできるかどうかが30年に1度の非常事態であるわけです。
100年企業を調べてみるとわかる事は、100年企業は子供への事業承継の準備を早くから始めている事がわかります。
それに対して潰れてしまう企業経営者の事業承継の考え方は共通して「資産だけ残してあげたら何とかするだろう」と言うものです。
しかし残念ながらお金だけ残して子供たちによって持続できている企業は聞いたことがありません。
100年企業に共通して言えるのは、資産を残す以上に子供たちの教育にお金をしっかりと投資している事です。
僕に100年企業からの息子さん教育を兼ねたコンサル依頼が多いのはそういうことだと思います。
僕がコーチとなって子供たちの経営者としての教育をしかりと行い、水面下で事業承継の準備を100年企業は行っているのです。
逆に潰れて行く企業経営者の考え方は「子供たちでなんとかするだろう」です。
実は何ともならないのです。
こんなシンプルな違いが企業が続くか終わるかの違いに潜んでいるのです。
子供に残したお金は長くは残らないですが、子供たちに養った知恵は永続すると言う事なのでしょう。
「子供には 金を残すな 知恵残せ」
100年企業の教えより